株式投資は死亡事故を減らす
「株式投資が最大のソリューションである」
というこの記事のカテゴリーは上記の本が元ネタである。
この本には「人生のありとあらゆる問題は筋トレを行うことで解決する」
という話が1冊分書かれている。
そんな訳ないだろっ!
と思いながら読んでも、結構な説得力がある。
アメリカ人が考えるようなシンプルマッチョな解決策。いろいろ思い悩むだけで行動出来ないなら、とりあえず筋トレしろ。そういう話が続く。
悪くない考え方だと思う。
(息子向け:ソリューションっていうのは「問題解決法」という意味だ。「筋トレが最強のソリューションである」というのは、筋トレがありとあらゆる問題を解決する最強の方法だ、という意味だ。)
株式投資をすることによってお金が儲かり、人生が変わる可能性がある。
でもそれ以外に、株式投資をすることでいろいろな問題が解決される。
それをしばらく書いてみたい。
1.株式投資をやることで事故にあって死ぬ可能性が減る
まずこの事を伝えたい。
株式投資をするには、損する危険を減らそうという意識が研ぎ澄まされる。
十分に儲かる可能性がないときは、無駄に損する危険を犯す事がなくなる。
損する危険の事を「リスク」という。儲けは「リターン」という。
十分なリターンが望めないときは、無駄にリスクを取らない、そういう風に表現する。
無駄なリスクを取らないという株式投資の考え方は、実生活にも反映される。
例えば車の運転。
シートベルトを締める事は1秒で、無料で行うことができる。
たったこれだけで、交通事故で死ぬ可能性がものすごく減る。
これほどお手軽で有効、かつ有意義な事はそう多くない。
でも、シートベルトを締めない人がいる。それなのに高いお金を払って自動車保険に入っていたりする。その事に矛盾を感じることもないようだ。
ライフジャケットを着ないで防波堤で釣りをしている釣人。ヘルメットをかぶらずにスクーターに乗っている人。点灯しないで夜間に自転車に乗っている高校生。みんな同じだ。
リスクとリターンの事を考えると、そんな事は出来るはずがない。
株をやればリスクに敏感になり、事故死する可能性が減る。
株式投資はこんなに素晴らしい効果があるんだ。