雨ばかりで、どーなっとんねん。 な、マダム地方です。
さて今回は、かつてマダムが
強盗事件に、ニアミスした時のおはなしです。
前編・後編と、ちょっと長くなりますが、良かったらお読みくだされ。
あれは今から5~6年前、マダムが
市内のデパートの食堂街でカフェを営んでいた頃のこと。
(今はもう、そのデパートはありません。)
こんな感じのフロアーでした。
いつものように、鼻炎のハナをすすりながら←汚いわ、BBA。
ルンルンとお仕事をしていたマダムに、
その時たまたま、店を手伝ってくれていた実兄が突然、
と、一言。
え?マジ?どこよ?
と、兄が差す方を見てみると、
20代くらいの、上下スエットの男が、フロアーをうろついているのが見えました。
ベンチで寝ていたかと思えば、
突然フロアー内をウロウロと歩き始め、
時々10メートルほど離れた所から、
各店内の様子をうかがっている、
という極めて怪しい行動をする男。
マダム、ひと目でピキーンと来たよね。
兄曰く、この男、昨日も1日中このフロアーをうろついていていたらしい。
そしてよく見ると、手には、
何かが包まれた、白いビニール袋の
ようなものを持っている。
長さ的には、、ちょうど、、、出刃包丁・・・位のな。
こいつ・・・絶対なんかやる!
そう、確信したマダム、
慌ててデパートの警備室に電話したよね。
「すみません、飲食フロアに、
手に怪しいものを持って1日中ウロついている
男がいるので、今すぐ来てください。」
と。
警備「その人は、騒ぐとか何かしているんですか?」
マ「いえ、今はフロアをウロついているだけですが、
時々よそのお店の中をのぞき込んだりしています。」
警備「うーん、それだけだとねぇ、
何ともしようがないんですよ」
マ「でも、お店の中を覗き込むって、変じゃないですか!?
何かあったらどうするんですか!?
いいから、今すぐ来てください!」
警備「すみません、今警備員が
自分一人なので行けないんですよ。
人が来たら巡回行きますから。」
だって。
確かに警備員が少ない人数だったのは知ってるけど、
そして、その時本当に一人だったのかも知れないけど、
なんのための警備よ。
そういえば、今話してるこの警備員
警備員の中でもダメな方のやつだったのを思い出したわ。
確かその頃、このデパートには、4~5人くらいの警備員がおり、他の人は普通だったが、
その中でもこの警備員は、飛びぬけてやる気が感じられなかった。
結局、警備がまったく役に立たなかったので、
その日は、早く店を閉めることにしました。
隣近所のお店には、
「変な男がウロついているので
十分警戒してください。
何なら早めに店閉めたほうがいいですよ。」
と伝えました。
帰りには、あのポンコツ警備員に、
「変な男がまだうろついているから、早く店を閉めます。
一体いつになったら巡回してくれるんですか?
お店やお客さんに万が一があったら、どうするの!?
何かあってからでは遅いんだよっ!
あんたが行けないなら、警察呼びなさい!」
と言い残して帰ったのです。
そして、その後、
マダムの予感は的中することになるのです。
後編へ続く。