警備員が設置した看板が原因での事故について

すでに警備員

警備員がらみで頻度の高いの事故のひとつが「警備員が設置した看板が風で倒れてしまって一般車両にキズをつけてしまう」ケースです。一番良いのは警備員は規制材には触らない事ですが、中々そうもいきません。

ここでは看板を設置する場合の注意事項や、万一倒れてしまった場合の対処法などをご紹介します。

看板を設置するのは誰?

本来、看板などの規制資材の設置は作業員が設置するもので警備員の仕事ではありません。そもそも警備員が設置した看板でなければお客さんと一般車の持ち主との問題なので警備員には関係の無い事故ということになります。

それでも少しでもお客さんを手伝いたくて、ついやってしまうという気持ちは理解できます。それに通行止めなどをやっていると嫌でも動かさないといけない場合もあります

看板を設置する場合の注意事項

どうしても看板を設置しなくてはならなくなった場合の注意事項です。

・風で倒れないように必ずおもりを乗せる、または電柱等にしっかり縛り付ける。
・万一倒れた場合、周りに一般車等が無いか、通行しない場所に設置する。
・一時的に立てかける場合も家の門や壁ではなく電柱などに倒れないように立てかける。
・おもりがあっても風の強い日は常に注意しておく。
・傷つけ防止カバーがある場合はしっかりと看板に取り付ける。

大丈夫そうに見えても突風で倒れることはよくあります。車だけでなく歩行者や自転車にも気を付ける様にしましょう。

看板が倒れて車等にキズを付けてしまった場合の対処

必ずすぐに現場の監督に報告します。その後の対応については監督に任せて大丈夫ですが、警備員が設置していた場合は警備会社にも報告しておきましょう。

仮に修理費用が発生したとしても常習性がない限りは個人で負担するようなことはありませんが、会社からは怒られるかもしれません。

まとめ

この看板に関わる事故は、顧客と警備会社の間で責任の所在をモメることが意外と多くあります。最近では警備員には規制材を触らせないという業者が多くなってきたのには、こういった背景があります。

お客さんからの指示で設置した場合は、たとえ事故が起こってしまったとしてもお客さんの責任になるので問題ありません。したがって自ら進んで看板を設置しようとする行為は、お客さんは喜ぶかもしれませんがなるべく避けるべきです。

気が利かない警備員と思われたくないのであれば、「看板持っていきましょうか?」と確認した上で手伝うようにしましょう。