春の海でゴミ拾い!砂浜はプラスチックだらけ!!

1週間前に行った石狩浜の写真です。

我が家では毎年雪解けが終わりを迎える頃に海に出かける習慣があります。

なぜ石狩なのかというと、“うちから一番近いから”というのみの理由です。

もちろんまだ寒い上に、春の海は荒れていることが多いのですが、雪深い冬の間に海に飢えてしまうからなのか、この時期になると海が恋しくなるんです。

この日も強風が吹いていて波も穏やかではなく、ただでさえ濁り気味の海水がものの見事に若草色に彩られておりましたが、この冷たい海風と荒々しい波音を目で耳で肌で感じ、『今年もこの時期が来たなぁ』と感じる嘉藤家なのであります。

さて。

なんだか晴れやかな文面で春の石狩浜を語ってみましたが、私たちの心の中は決して晴れやかでも爽やかでもありません。

その理由はこれです。

どこを見ても必ず目にとまるゴミ!

ゴミ!!

ゴミ!!!

つかなんでボディソープの詰め替えのカラ容器が海に落ちてんの?

“浮き”と何か

半分砂浜に埋まったドラム缶と砂浜中に散乱するプラスチック!!

ドラム缶の中身はまさか死体じゃないでしょうね…:(;゙゚’ω゚’):

※ドラム缶にまたがっているのは私の宝物①です。

そして極め付けはコレ!!

なんでオフィスチェアがこんなところに!?💢

周りを見渡してもオフィスはおろかデスクも無けりゃスーツを着た人すら一人もいませんでしたけど?(当たり前だわ!)

毎年毎年春に来るたびにこのゴミの山を見て憤って帰る嘉藤家です。

肝心の海水浴シーズン中には石狩浜に来ることがない我が家。

海水浴シーズンもみんなこんなゴミの中でキャンプやら海水浴やら焼肉やらをしているのでしょうか?

毎春にこの砂浜のこの惨状を目にしているため、どうしても石狩でのキャンプはナシだなと思ってしまうのです。

でも、実は微力ですが、自主的にゴミを拾って帰っていたりします。(キリがないので40Lの袋2枚分ですが…)

子どもたちと一緒に今年拾ってきたゴミがこちら↓

拾ったエリアはおそらく50m四方ほどの範囲で、時間にして30分程度のものだったと思いますが、それでもあっという間に2枚のゴミ袋が満杯になりました。

重さにして6.7kg。(砂が入っていたり飲みさしのペットボトルがあったりしたので“砂の重さ”と“ペットボトルの中身”が上乗せされています)

※さすがにオフィスチェアは拾って来れませんでした_| ̄|○

今年の“ゴミ拾いビーチウォーク”に参加される方に託します。

よろしくお願いしますm(_ _)m

ゴミ袋を満杯にし終え、足で砂を掘ってアートの世界に没頭している長男(左)と波打ち際でハリーポッターになり切っている次男(右)。二人とも海が大好き。

石狩に来るまでの間の車内で、長男と次男には“死んだクジラのお腹の中から40kgものプラスチックが出てきた”という話をしました。

その辺にポイポイ捨てる人間はもちろん悪いけれど、そもそもプラスチックを作ること自体をやめなければ何の解決にもならないよねと話しながら来ました。

私はプラスチック製品が好きではないので、極力木製製品やワイヤーなどを選んで購入していますが、飲み物のペットボトルや洗剤のボトル、食品の容器や薬の包装などは、現時点ではどうしたって買わざるを得ません。

スーパーではプラスチック容器に入っていないものを探すのが大変なほどですよね。

紙の箱に入っているお菓子だって、中を開けたらプラで包装されているし。

そして、スーパーのレジ袋よりもペットボトルをどうにかすべきだと思います。

どこにでも持っていける分どこにでも捨てられる。

分別云々の前に、一刻も早く作る側をどうにかしないとならないと思います。

エコカー減税とかの前に、プラスチック製品を作る会社へ、プラスチック以外の製品にシフトするための補助金を出すとかした方がよっぽどいいと思いますがね。

そんなことを考えつつ、『自分の力ではどうすることもできないし、かくいう自分だってプラスチックの恩恵を山ほど受けて生きているし…』という罪悪感を引っさげて、罪滅ぼしのつもりで今年も砂浜の一角を綺麗にしてきたというわけです。

自宅に持ち帰ったゴミは、車庫の中で広げて分別しました。

拾った全てのゴミ

種類ごとに大まかに分けました

リサイクル不可のプラスチック製品等(燃えるゴミ)

ヒモ類

ペットボトルと空き缶類。本来ならばどちらもリサイクル可能だが、汚れが付着し更に潮風に晒されて劣化が激しいため、ペットボトルは燃えるゴミ、空きカンは燃えないゴミに出しました。

朽ち果てたプラ容器類。

こちらも本来はリサイクルに回すところだが、全て“燃えるゴミ”に。

ライターとカセットボンベは“危険ゴミ”、電球は“燃えないゴミ”、カップ麺の紙容器は“燃えるゴミ”、空き瓶は“リサイクル”へ。

この日拾った6.7kgのゴミの内訳は、燃えないゴミと危険ゴミの合計が1.3kg(19%)、残りの8割以上に当たる5.4kgがプラスチックゴミで、燃えるゴミ(紙類)は微々たるものでした。もっとも、紙なので時間とともに風化してしまったのかもしれませんが。

プラスチック製品は、汚れの付着と劣化によってリサイクルができない状態のものばかりでした。

欠けたプラスチック片、いわゆる“マイクロプラスチック”もたくさん落ちていて、それらを全て拾い上げることは困難を極めます。

こういう小さなプラスチックが大量に海に流され、生き物の口に入り、死んで胃袋の中から発見されているのです。

日本のゴミがハワイにたどり着くなんていう話がありました。

既に世界中の海には1億5000万トンものプラスチックゴミが存在すると言われています。

世界でも有数のプラスチック大国“日本”

知らん顔していてはいけませんね。

私たちにできることは何か、あなたも一緒に考えてみませんか?

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