簡単にこれまでのことを話すと、２０歳で交通事故により意識不明。高次脳機能障害が残る。

療養しながら大学に復学。卒業後は臨床美術(アートセラピー)を学びながら、２つ目の自分を生きる日々。

事故から６年後には、デンマークへ留学。エグモント・ホイスコーレという、障害がある学生、ない学生、ともに学び、寄宿舎で生活するといった、世界でもまれな魅力的な学校で過ごす。

帰国後、この素晴らしい経験を紹介したいばかりに、全国８カ所で写真展を開催。

「egmont nature〜デンマークで過ごした一年間の記録〜」

来場者は涙を浮かべて鑑賞される。その姿から、この学校の世界観は、日本にも必要なのだと、強く認識することができた。

日本でも、この溢れんばかりの表情で過ごす場所をつくりたいと、臨床美術（アートセラピー）クラスを開く。中途障害事業所や精神包括センター等でピアカウンセリングのように実施してきた。

高次脳機能障害事業所での実績をもとに、臨床美術学会で事例発表。

それを皮切りに、講師として高次脳機能障害の経験や、エグモント留学のこと、「アート」「表現する」といった魅力を、話す場を得る。

現在の生活＊

７年間の国際遠距離恋愛を実らせ、サンフランシスコで国際結婚。

現在事故から１４年、

いまでも、スタートして、はじめからうまくできることなんか、ほぼ、ない。日々試行錯誤ですよ。

あるのは執念のような粘り強さと根性・・・天然ボケのようにウッカリやらかす毎日に、相方は苦笑です。笑

（→外見からはわからない高次脳機能障害、天然ボケで済まされるのが辛いところ）（一緒に暮らしてみると、わかるんだな）

そんな感じでふたつめの自分を生きてます。

いままで温めてきた思いをシェアし（気持ちを言葉で表現するのに、年単位で時間が必要よー）、いろいろな意見交換ができたら嬉しい。