今回もC店のハルトのお話です。
今回はなんというか、あまり良くないたお話。
前回も述べましたが彼はイケイケのスタイル。
ビビりの癖にお客さんハメまくるし、難しい客はこっちに押し付けるという、なんでもありの男。
そんなハルト君、彼はプライベートでもイケイケなんです。
ある日の事、いつも通り私が出勤したら、向かいの店のオーナー、カリスマことカンザキさんが私のとこにやってきました。
「はぁ〜!C店のハルトよぉ~!アイツ大変やったよ〜!」
「え!何があったんですか?」
あれだな?酒癖だな。
私はすぐに想像つきました。
カンザキさんはたまに昼間から店に立ってる時があります。
昼間の辻町は、朝方酒を喰らって酔っ払った風俗店員が "輩" となる時間帯です。
「酔っ払ってワーワーしながらこっち来てたワケよー。手ぇ血だらけにして」
「へー、いつもはハルトが血だらけなのにw 中学生でもボゴボコにしたんですかね?笑」
「中学生だったらまだエエよ、カミさんよ」
「はぁ?」
実はハルト、結婚してます。子供もいます。確かそろそろ小学生。
16歳くらいで結婚してるヤンキーパパです。
いつかヤルと思ったがとうとうヤッチまったか…
「奥さん殴ったーゆうてよー、警察呼ばれたから逃げてきてるわけよー」
「マジすか。警察差し出しましょう(笑)そんな奥さん血だらけになるくらいボゴボコにする奴は許しておけんっすわ」
「それがな。殴ったのは一発だけらしいんよ」
「へ?でも手が血だらけって…」
「あー、言うてなかったな。あそこのブロック塀をひたすら殴ってたんよ(笑)カミさん殴ったの後悔してるみたい」
「そうなんですね・・・・・・
何だろうな・・・・・・
でも、どんなにアツなっても絶対殴っちゃいけないと思いますけどね・・・・
で、結局どうなったんですか?」
「ウチで寝とるわ。5番の部屋におるで」
「はいぃ??」
何かよく判らんが逃亡犯をかくまってるらしい(笑)
本当この街は何でもアリ過ぎる・・・・