玄米配合のドックフードは3ヶ月の柴犬は大丈夫?メリットは?
柴犬をはじめ、犬の飼い主さんにとって、愛犬の健康管理というのはとても大切な義務のひとつになります。
食物といっても幅広くありますので、愛犬に何が良くて何がダメなのか、最初は分からないことも多くあると思います。
今回は玄米についてですが、これは果たして大丈夫なのか?という事ですが、結論からいうと、ドックフードに配合されているのであれば、特に問題はありませが、注意点もあります。
今回は3ヶ月ぐらい、またはそれ以上の子犬の柴犬を飼っている飼い主さんに向けて、「玄米」を原材料としたドックフードに、どんなメリットがあるのかをまとめています。
玄米は愛犬に必要な栄養素がたくさん含まれている!
玄米は人間からしても栄養価が高く、体にいいというイメージを持っている人は多くいるでしょう。
しかし、何が体にいいものなのか知らないこともたくさんあるかもしれません。
また、愛犬(柴犬)に対してどういった作用があるのかも、詳しくみていきましょう。
愛犬にとって必須といわれている栄養素は、なんだか知っていますか?
自ら体内で生成することができない水溶性ビタミンは、犬の健康維持にとっても大切な役割を担っています。
玄米を食べることで多くを補えるのがビタミンB郡です。
その中でもビタミンB1は、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変換することができる働きがあります。
糖質が多く含まれている玄米を食べることで、体にエネルギーが不足することで起こる倦怠感や、疲れなどの症状を抑えることができるのです。
また、ビタミンB1だけでなく、免疫力の向上や脂質や、タンパク質の代謝を促すビタミンB2やビタミンB6、そしてナイアシンなども豊富に含んでいます。
エネルギー不足で負担のかかりやすい肝臓に対しても、エネルギーを補う役割があるので、疲れにくい体づくりをしたい人にもぴったりの食品です。
特にビタミンB2、B6は犬の毛や皮膚や骨などに必要な栄養素となっているので、ドッグフードの原材料も確認しながら意識して摂取することをお勧めします。
そして、身体の機能を正常に保つためには、欠かせない栄養素になっているのがミネラルです。
このミネラルは、生きていくために大切な酵素の構成成分の役目を果たし、体を正常に維持する働きがある大切な栄養素ですので、成長期でもある子犬の柴犬には与えたい食物でもあります。
玄米を愛犬に食べさせる場合に気をつけたい事とは?
玄米を犬に食べさせる場合、確認しておきたいのは食物アレルゲンです。
中には、摂取した後に下痢や体調を崩してしまうなど、アレルゲンに反応を見せるワンちゃんもいます。
いくら私たち人間にとって、身体に良いとされている玄米でも穀物になるので、最初から沢山あげるのではなく、少量にしてみたり、少し柔らかくして与えてみる事から始めてみましょう。
人間もそうですけど生で与えることは、かなり消化として難しいものになってきます。
ただドックフードの場合は、消化しやすい状態になっていますので、さほど気にすることはありませんが、アレルゲンだけには注意が必要なくらいです。
何でもないのであれば特に気にすることでもありません。
玄米は低カロリーではない?!
ダイエットにも良いという人もいるかもしれませんが、実際にカロリーで白米と比較してみると、お茶碗一杯分で比較した時に150グラムあたり、白米252kcalに対して、玄米は247kcalとあまり変わらないのです。
栄養が白米よりもあるということと、食感がしっかりしているので、よく噛むことで暴飲暴食にも繋がるというところがヘルシーと言われている理由でもあるようです。
しかし、玄米は白米よりも硬いことから、消化をしてくれる胃腸に大きく負担がかかってしまうことがあり、食物繊維が豊富に含まれているからといって食べ過ぎたり、あまり噛まないで食べると返ってお腹の調子が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
犬の場合は人間の食べ方と異なり、飲み込むようにして食するので、玄米の殻がついたままだと一層消化に影響してしまいます。
手作りやおやつなどで与えるときは、柔らかく煮るなどし、ペースト状にして与えるのが良いでしょう。
ドックフードに含まれる玄米は消化しやすいようにされていますので、心配する必要はありません。
人間にとって玄米はダイエットの面で白米よりも人気がありますが、その理由は食物繊維が多く含まれているということも大きく関係しています。
白米と比較してみるとその差は実に6倍にもなります。便通に悩んでいる人に対して嬉しい期待があるのと同時に、食物繊維は糖の上昇を抑える働きがあります。
そして、コレステロールの吸収も抑えるので、生活習慣病の対策にも期待されています。
この作用は人間だけでなく、犬に対しても、体質を改善するのに大きく関係するでしょう。
また、血流の流れを良くする働きのある、フィチン酸やγ(ガンマ)オリザノールという成分が玄米には含まれています。
この2つの成分は体の抵抗力を高めて体を強くしてくれることに期待ができ、健康でいるためには欠かせないものになってきます。
玄米のメリットと注意点のまとめ
玄米が体にどういった影響を与えるのかを詳しくみていきましたがいかがでしたでしょうか。
このように玄米が人間だけでなく成長期でもある子犬の柴犬に対してもいいということがわかりましたね。
柴犬にとって、ゆっくり噛むという事は意識させる事はとても難しいので、飼い主さんが、ドックフードの食べ方などを工夫してあげることも大切になってくるでしょう。
人も犬も健康に暮らしていくために食事には意識していくことが健康の維持につながることでしょう。