今日3月28日は、亡き夫の命日。

2009年・・・もう、11年前になるんですね。
この年の2月に父も亡くなっています。
わが家では、2か月間で二人の大黒柱を失くしたということなのです。

生前、夫が言っていたことです。

「定年を迎えたら岩手に帰り、畑に大きな小屋を建て柵を作り、犬や猫を沢山飼うんだ」

にゃんズは、夫が亡くなる前から家族でしたので、
「そっかぁ、増えるのかぁ・・・世話が大変になるな」なんて、当時は勝手に思っていたものですが、

♪飼えない数を飼ってはいけない・・・ニャ~♪

そうです、高齢のにゃんズにとっても負担になるでしょうから、新しい家族を迎えることは、なるべく考えないことにしています。

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夫は、特に猫好きという訳ではなかったそうです。
知り合い始めた頃には、それこそ老齢のおばあちゃんニャンコを飼っていました。
いや、飼っていたというより、いつの間にか棲みついたが正解のようで、人懐っこく通学時には、小学校までついて来る。そんなニャンコだったそうです。

伝書バトも数羽飼っていたそうですが、このおばあちゃんニャンコに仕留められ、当時はとても悲しい想いをしたと言っていました。

室内飼いが主流の今とは違い、40年も前の田舎でのこと。
車の往来もそれほどではなかったので、犬も猫も放し飼いでした。

結婚し、夫はわが家へ婿入り。
その後、おばあちゃんニャンコは、いつの間にか姿を見せなくなったそうです。
動物は自分の死期を感じると姿を消すと言われているので、おばあちゃんニャンコも自らいなくなったのだと考えられます。

動物を特に好きではなかったと言っていた夫ですが、飼ってみると情も沸いて来るのでしょうね、犬でも猫でも、それこそねこっ可愛がりで、愛情いっぱいで接してくれていました。

癌で入院中も、

あいつらが寂しがっているだろうから、もいいから帰れ」(にゃんズ)

少しでも長く夫の傍にいようとしてあたしでしたが、にゃんズが気掛かりだったのでしょうね、面会時間終了前に帰るように促されることもしばしば。

もし仮に、夫にそっくりな人がにゃんズの前に現れたら、にゃんズはどんな反応を見せてくれるでしょうね。
千客万来の桐ちゃんは普通に懐くでしょうけれど、去る者は追わず来る者は拒むの、青くんの反応は果たして・・・。

桐と青

高身長で、スリムな体型だった夫。
生きていたなら、5月の誕生日を迎えて65歳となります。
白髪交じりの、イケメンちょい悪オジサンになっているのかしら。
仏壇へは、好きだったビール(発泡酒)の淡麗をお供えしましょ。

「にゃんズはまだまだ元気だよ。だから、あたしも暫くはそっちへは行けないよ。姫ちゃんやシロやデンと仲良くして、あたしが行くのを首を長~くして待っていてくださいな」
(ホルスタイン柄のミックス犬・ペルシャとシャムのミックス白猫・長毛種のミックス黒猫)

な~んて。
もう、いい人が出来ているから「簡単には来るな!」て、言われそうですね。

あたしも、今年は還暦です。
美代さんのこともあるので、それこそ簡単には行けません(逝けません)

あなたは、あの世とやらで。
あたしは、この世で精いっぱい生きるつもりです。
次にあなたに逢えるのは、あたしが天寿を全うしたときかしら。

(もしかしたらあなたは生まれ変わって、この世の人になっているのかも。だとしたら、逢えないね・・・)

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