基礎は10万円で出来る!生コンブロックを基礎にして家を建てる

18坪の家作り

都市計画区域外のセルフビルド家作り

建築確認申請が不要になるだけで、家作りのハードルが下がる

都市計画区域内に建築物を建てるときの手続き

都市計画区域内の場合、
きっちりと書類を揃えて、
役所へ申し出をしないといけない。

建築確認の申請は、建築確認申請書、建築計画概要書及び設計図書を作成し、確認申請手数料を納付(証紙を貼付)の上、市町村を経由して県地域振興局等に提出して下さい。

おさかな
おさかな

建築士の資格も必要で、
日本で家を建てるなら、ごく当たり前のこと。

建築基準法を守らないと許可が下りないけれど

建築基準法施行条例(昭和46年鹿児島県条例第33号)

(がけに近接する建築物)
第3条建築物が高さ2メートルをこえるがけに近接する場合は,がけの上にあつてはがけの下端から,がけの下にあつてはがけの上端から,建築物との間にそのがけの高さの2倍以上の水平距離を保たなければならない。
2鉄筋コンクリート造等の重量建築物をがけの上に建築しようとする場合にあつては,前項の数値を安全上支障がない程度に増大しなければならない。
3前2項の規定は,建築物の用途,規模若しくは構造若しくは擁壁の設置又はがけの状況により建築物が安全上支障がないと認められる場合には適用しない。

おさかな
おさかな

島には崖が多くて、
崖付近に建てられている建築物がたくさん・・・。
さすが、都市計画区域外。

18坪の家の基礎は、生コンブロックを置くだけで完成!

一般的にはベタ基礎が必須になるけれど

ベタ基礎、布基礎にしないと建築確認申請が通りません。

建設省告示第1347号

建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件
第1 建築基準法施行令(以下「令」という。)第38条第3項に規定する建築物の基礎の構造は、 次の各号のいずれかに該当する場合を除き、地盤の長期に生ずる力に対する 許容応力度 (改良された地盤にあっては、改良後の許容応力度とする。以下同じ。) が20kN/m2未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造と、20kN/m2以上30kN/m2未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造又はべた基礎と、30kN/m2以上の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造、べた基礎又は布基礎としなければならない。

おさかな
おさかな

地盤の強度なんて調査しないとわからないです・・・。

都市計画区域外で家作りをしているセルフビルダーたちは、
みんな思い思い好きなように基礎を作っている。

おさかな
おさかな

島はセルフビルドの聖地?!

生コンブロックの基礎はいくらで出来るか?

余った生コンを固めただけの廃材の生コンブロック、
1つ2千円ほどで売ってもらえます。

10個運んできて、
2列×5行として置いてもらいました。

生コンブロック自体の費用は、
たったの2万円!!!

生コン車を頼んだら、
1リューベ分も買えません(離島は高い)

重量物を運ぶ方法は重機を使うしかない

造成作業のときに、一緒にお願いして、
10トンダンプで運んでもらいました。

10トンダンプ利用代、
バックホウ運転(オペレーター)代をあわせて、
全部コミコミで10万円程度。

生コンブロックのサイズ

  • 縦 80cm
  • 横 120cm
  • 高さ 80cm

生コンブロックの体積

0.8 × 0.12 × 0.8 = 0.768㎥(立方メートル)

生コンブロック1個の重さ

コンクリートの比重は約2.3

0.768 × 2.3 = 1.7664t(トン)

おさかな
おさかな

ほんとかな?!(確かめようがない)

生コンブロック基礎の注意点、苦労したこと

独立基礎は水平レベルを出すのが大変

ブロック同士の間が空いているので、
レベル合わせに苦労する。

ブロックを置く間隔が広すぎて、建築設計のときに苦労する

生コンブロックの間隔は、

内々寸法で、1,800mmスパンで配置しました。

生コンブロック内端←1,800mm→生コンブロック内端

ブロックスパンが広すぎて、
家の図面設計をするときに苦しめられる。

おさかな
おさかな

せめて芯々で、1,800mmにすればよかった。

一般的な現代の家の作り方であれば、
木材が乗る箇所は、
土台となる布基礎を立ち上げるけれど、

独立基礎では、
横架材の土台の下に何もない空間が出来てしまう。

おさかな
おさかな

図面設計より先に、
適当に生コンブロックを配置してしまったので、
柱の下に基礎が無い設計になってしまった。。

基礎が高くなると、床束が割高になる

独立基礎の場合、床束で910mmスパンで支える
おさかな
おさかな

生コンブロックは、
基礎高さが80cm以上あるので、
ロングタイプの床束になって、
一気に値段が跳ね上がる・・・。

床束は水平のレベル合わせが出来るので、
ウッドデッキの基礎作りに最適。
25個は軽く使ってしまう(多い方が安定性が高まる)

おさかな
おさかな

やっぱり、30cm〜40cmの基礎高が使い勝手がいいよね。

生コンブロックは鉄筋が入っていない

廃材の生コンクリートなので、
鉄筋は入っていません。

おさかな
おさかな

強度大丈夫なのかなー???

都市計画区域外のセルフビルドは、
自己責任の家作り。

経済的なコストを抑えられるのと、
一人でぼちぼちと家を作れるのがセルフビルドのメリット。

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