韓国で働く日本人のブログ / きょうを生き延びよう

韓国の大学入学(韓国正規留学) → アメリカ交換留学 → 大学卒業後, ソウルで就職した日本人のブログ

🎴LIM KIM@Cakeshop🎴

こんにちは 皆さん

2019年最後の日ですね 一年があっという間すぎて怖い 2020年とか何事

私は期末を全て終えて、卒業の為の漢字検定も受かって、つかの間の冬休みを過ごしました💁🏻‍♀️

冬学期(冬休み中の授業)が始まったのですが、卒業単位の為に月から金まで1時間だけ授業を聞いています(死ぬほど面倒くさい

こっちは旧正月でお祝いをするので、1月1日のみ祝日です

普通に今日も授業でしたし、2日から授業があります お正月感ゼロ

そういえば日本に帰らずに迎えるお正月は初めてですね まあ特に感慨はないのですが

年末だし今日はチキンしきょって(시키다から派生した在韓日本人言語 = ここでは デリバリーを"頼む" という意味) MBCの歌謡祭観てます

今日のポストは LIM KIM のイベントについて!

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DADAISM CLUB & 多多 FRIENDS @ Cakeshop

今月20日に アメリカ、ジョージアで大学に通っている友達(アトランタで一緒に旅行した友達 ↓ このポストに登場)が久々に韓国に帰ってきてたので、一緒に遊んだのですが

aiaia.hatenablog.com

ちょうどその日の夜に이태원(イテウォン)のCakeshopにてLIM KIM X MSCHF RELEASE PARTYのアフターパーティーがあったので行ってきました 最高だった泣

www.instagram.com

アトランタ以降 久々のクラブだったのでガンガンに踊って参りました💃

2曲だけだったけど、YELLOW 最高すぎて震えた🚨🚨🚨

 

 

YELLOW 聞いたことない方は下に埋め込んでるので是非聞いてみてね

 

アジア人、そして女性である人々が直面している入れ子構造の抑圧

曲題のYELLOWからして明白なまでにオリエンタリズムを批判している曲な訳ですが

特におお?と思ったのは、YELLOWの歌詞(全て英詞)の中に結構な頻度で日本語が登場しているところ

歌詞にある wasabi とか kawaii, ninja などの単語って西洋人が脊髄反射で 'アジア' だ!ってなるほど今では有名な単語じゃないですか

Japaneseだ!ってわかる人も最近は多いだろうけども、実際のところそれよりかは '極東' もしくは 'アジアのどっか' の言語だ!ぐらいの認識ですよね

だから日本人に "你好"って挨拶したり、韓国人に "こんにちは" って挨拶したり、中国人には "안녕하세요" とか挨拶出来ちゃう訳で

西洋側がアジア、特に極東を思い描く時は日本も韓国も中国も全部いっしょくたにされてることが多いですよね そこらへん一帯という浅い認識

まあ最近はだんだん変わってきてはいますが… 多様性に欠けている地域では今もそれぐらいの認識でしょう

なので、そこを逆に突いて韓国人であるLIM KIMがこれみよがしに '日本語' を使ってるのかな などと勝手に思ったりした

オリエンタリズム?お望みならくれてやるよ くらいの気概かな というかそうであって欲しい、その方がかっこいいという願望も混じっている

実は今学期ちょうど専攻の授業で David Henry Hwang の "M. Butterfly" が扱われてたのと、それについてのプレゼンテーションまでしたので、個人的にはとてもタイムリーなイシューで色々考えさせられる部分がありました

*ちょろっと "M. Butterfly" について説明すると、中国系アメリカ人の作者が描いた舞台劇なのですがオリエンタリズムはもちろんオキシデンタリズム(オリエンタリズムの逆; 東洋が西洋に抱く誤ったステレオタイプ)、西洋人男性が抱くアジア女性に対するステレオタイプ、ヘゲモニー的マスキュリニティ、Queer issue などなど 幅広い問題に疑問を投げかけている作品です

原作が映画化されていますが、映画は上記の問題提起をする上で重要な人物設定が破壊されてしまっているので原作の方がおすすめです(とかいって映画は部分部分しか観てないが)

 

ただ、YELLOW が素晴らしい理由はこれだけじゃなくて

今を生きる韓国人女性たちのリアルと抑圧、それらからこれ以上目を背けずに真っ向勝負する彼女たちの爆発的なパワーまでもが この一曲に詰め込まれているという それだけでもう圧勝じゃないですか?

'韓国人'女性とは言いましたが、アジア人女性であれば少なからず共通して共感できる部分が存在するはずです 私ももちろんのこと

上のオリエンタリズムに関してはアジア人が共通して受けている抑圧ですが、アジア人 '女性' となるとその中でもれなく別の抑圧が受けられちゃうんですよね 困ったもんだ

先ほど紹介した M. Butterfly でももちろん扱われていますが、西洋男性がアジア人女性に抱くステレオタイプといえば "従順" "従属的" "受動的" などなどありますが

"Feel me? / See me? / Queen / I choose my own fucking seat"

"my flavor's like wasabi / It's not your typical taste" 

"untamed as wild state, i'll never bow to you" 

LIM KIMの書いたこの歌詞を観てくれよ

真っ向からステレオタイプをぶち壊していく豪快さ 素敵 爽快

しかも先述の ステレオタイプでベタベタのwasabiを使って逆にステレオタイプを崩壊させる様がかっこ良すぎやしないか

恐れることなくこういったメッセージを発信してくれる LIM KIMに心から感謝したいですね

それに彼女(ら)が発するエネルギーやパワーはすなわち私たちのパワーとも言えるので、積極的にサポートして再発信したいです

"Cold blooded gal / Boss bloods in my bone / Break chains / make it loud your inner voice / Wild storm, can't keep out calm. / I'm the Yellow killa"

来年はこの歌詞の様に過ごせたらいいなあ

 

あとLIM KIMのステージだけじゃなくて、DADAISMのDJ陣も皆さんキレッキレで最高だったんですけど特にSEESEAがクレイジー極まりなくてブッ飛んでました

企画者側も観客も女性が多めで全部ひっくるめてエンパワーメントの塊みたいなイベントだった

今年の最後を強い気持ちで締めくくらせてくれてありがとう 皆様

来年もよろしくお願いします〜🔥🔥🔥

 

 

 

 

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