それ、問題です!

引退した大学教員(広島・森田信義)のつぶやきの記録

情報の伝え方

2019-08-05 23:25:03 | 教育

 毎日毎日、テレビ、新聞、ラジオ、ネット等を通して,大量の情報が送り出される。近年、特に粗雑な発信の仕方が目立つ。そのいくつかを取り上げておこう。

1 NHKのニュースの読み上げ:「炎天下のもと」    「下」は「もと」ではないのか。とっさの発言ならあり得るミスだが、原稿を読み上げる行為としては認められない。

2 ニュースのテロップ:「非難」とすべきを「避難」 テロップはチェックの対象にならないのか。

3 ニュースの読み上げ:「給水を取って」 原稿にこう書いてあったわけではあるまい。

4 ニュースのテロップ:「経験知」が「経験値」に アナウンサーの表現・理解語彙の範囲外なのであろう。

5 動物を扱った番組で:「ミーアキャットのお顔が」 他方、皇室を扱った番組における敬語の使い方はデタラメで失礼である。民放の料理番組で、食材の扱いを「……して差し上げる」と言うのを聞いて絶句した。正しい意味での「敬意」「敬語」が消失しつつあるようだ。

6 ニュース原稿の読み上げやドキュメント番組のナレーションで、どの語句、文節を強調するかの誤り。肝心の語句が聞き取れないことになる。確かに原稿の文字列を見たのでは分からない。原稿の内容が理解できていないで読み上げるから問題が生じる。読み上げソフトと大差ない。

7 新聞の見出し:「男性保育士が解雇」 保育士が誰を解雇したのか?この手の間違いは多いが、「男性保育士を解雇」とすればよいだけの話。

 情報の作り方、取り扱い方と言うことになると、更に問題が深刻だが、それは改めて取り上げる。


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