【栃木県】栃木(栃木市) | 日本あちこちめぐり”ささっぷる”

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休日に街をあてもなく歩き回って撮った下手糞な写真をだらだらと載せながら綴る、お散歩ブログ。
東京や近郊メインも、ごくまれに遠方にも出かけています。
観光案内には全くなっておりませんのであしからず。


栃木は日光例幣使街道の宿場町であると同時に、巴波川の水運を利用した物流により繁栄した商都でもあった。

明治4年の廃藩置県では、わずか13年だったが栃木県の県庁所在地だったこともある。

巴波川沿いや日光例幣使街道沿いに江戸時代以降の店蔵が多く残り、「蔵の街」として知られるようになる。


【栃木県】栃木「塚田歴史伝説館」(栃木市)202003 

栃木は日光例幣使街道の宿場町とともに巴波川の水運で発展した商業地で、それを物語るのが河畔に連なる蔵の町並みである。 

その代表である塚田家は弘化年間から木材廻船問屋を営んできた豪商で、川沿いには120メートルに及ぶ黒塀に、白壁の土蔵が並ぶ。 

現在は歴史伝説館として公開され、入口のロボット人形による解説も見ものだ。

三味線を弾いている老婆と縁台のおじさん、いずれも人形

因みに案内の声はフネで有名な故・麻生美代子(201406)

幸来橋から望む塚田家の蔵(202003)


【栃木県】栃木「横山郷土館」(栃木市)202002

巴波川沿いの店舗の両側に鹿沼産深岩石の蔵を持つ横山家は、明治期に麻問屋と銀行を営んでいた豪商。

【栃木県】栃木「善野家土蔵」(栃木市)202003

3棟の土蔵が並び、現在は「蔵の街美術館」として活用。


【栃木県】栃木「栃木病院」(栃木市)202003

大正2年建造の木造洋風建築で国登録有形文化財指定だが、現役で使用されている。

1階が下見板張り、2階がハーフティンバー形式で、中央にバルコニーを通している。

左右対称に見えて実は屋根が異なり、右が入母屋、左が切妻で鎧戸がついているのが面白い。

戦災に見舞われていない栃木市内には、木造洋風建築も多く残っている。


【栃木県】栃木「県庁堀」(栃木市)201406

栃木は明治4年の廃藩置県から13年間にわたり県庁所在地となったが、県庁の敷地を取り囲むように1㎞に渡る堀が廻らされていた。

県庁廃止後の跡地には町役場(現・市役所)や小学校、高校などが入るが、堀はそのまま現存している。

旧栃木町役場(大正10年築)201406

栃木高校記念図書館(大正3年築)202003

栃木高校講堂(明治43年築)202003


栃木県】栃木「蔵の街大通り」(栃木市)202003

日光例幣使街道だった通り、特に倭町交差点近くには店蔵が5軒並んでいる場所がある。

平成2年まではアーケードが掛かっていたそうだが、それを撤去したことで蔵造りの街並みの全容が見通せるようになり、対外的に「蔵の街」としてのアピールがされるようになる。

土蔵造りの店蔵だけでなく洋風建築も点在している点からも、飽きさせない街並みである。

重厚な土蔵造りの店蔵は観光案内所として使われている

古久磯提灯店(弘化2年築)栃木で最古の店蔵



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