ジュニアNISAの正確な拘束期間と非課税期間。早生まれは少しお得!
NISAとジュニアNISAの相違点
NISAとジュニアNISAの相違点は以下の通りです。
比較項目 | NISA | ジュニアNISA |
非課税枠 | 120万円 | 80万円 |
資金拘束 | なし | あり |
非課税期間 | 2024年から順次 | 20才になった年に一括 |
金融機関変更 | 可能 | 不可 |
ロールオーバー | 可能 | 可能 |
損益通算 | 不可 | 不可 |
投資期間 | 2023年まで | 2023年まで |
資金拘束について
ジュニアNISAの最大のデメリットです。
一般的には18才までは払い出しは不可と考えられていますが、
それは満18才の誕生日からと考えている人も多いのではないでしょうか。
実際の決まりは「口座開設者であるお子さまが3月末時点で18歳となる年の1月1日から払い出しが可能」となっています。
つまり、早生まれ(誕生日が1月1日~3月31日)のお子さまは18才の誕生日の前から払い出す事が可能です。
4月1日生まれの人は不明ですが、恐らく早生まれの人と同じと思います。
でないと4月1日生まれの人は大学受験時にジュニアNISAを使用できない事になりますからね。
非課税期間について
非課税の期間の限界は通常NISAとジュニアNISAとでは大きな違いがあります。
通常NISAではロールオーバーが無限にできる訳ではありません。
新規で投資できる期限は現状では2023年分が最後です。
つまり、通常NISAの非課税の有効期限は以下のように順次切れます。
- 2019年投資分→2023年まで非課税
- 2020年投資分→2024年まで非課税
- 2021年投資分→2025年まで非課税
- 2022年投資分→2026年まで非課税
- 2023年投資分→2027年まで非課税
対してジュニアNISAは口座開設者であるお子さまが満20才になった年の年末に非課税期間が一斉に切れます。
例えば、2027年にお子さまが満20才になる場合は以下の通りになります。
- 2019年投資分→2027年まで非課税
- 2020年投資分→2027年まで非課税
- 2021年投資分→2027年まで非課税
- 2022年投資分→2027年まで非課税
- 2023年投資分→2027年まで非課税
つまり、2023年に生まれた子供の場合は1年分を20年間ロールオーバーすることになります。
- 2023年投資分→2028年としてロールオーバー(新規投資不可)
- 2028年ロールオーバー分→2033年としてロールオーバー(新規投資不可)
- 2033年ロールオーバー分→2038年としてロールオーバー(新規投資不可)
- 2038年ロールオーバー分→2043年まで非課税
まとめ
まとめると以下の通りになります。
- ジュニアNISAは、口座開設者であるお子さまが3月末時点で18歳となる年の1月1日から払い出しが可能である。
- ジュニアNISAの課税期間は、口座開設者であるお子さまが満20才になった年の年末までである。
投資は自己責任だよっ!
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