内シャントを作成するのがいい時期とは | 腎臓内科医のつぶやき

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気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

このページを開いていただいて

ありがとうございますラブラブ

 

あなたの今日が

素敵な一日になりますようにベル

 

 





Carla3001さんのTwitterから

 

 

今日は血液透析治療を受けるための内シャントはいつ手術するのがいいのかについて





あまり遅すぎない時期に手術を受けるのがお勧めですラブラブ

 

あまり遅すぎない時期って微妙な書き方ですねあせる

脱水やひどいむくみがあったり、栄養状態が悪かったり、血圧が低かったりすると、術後の経過がよくなくて再手術となる可能性が高くなるので、そうならないうちにということです!!






またこれらが無くてもあまりにも尿毒素が高い場合は、数回血液透析を行い毒素を除去してから手術に臨むこともあります

傷のつき具合に影響がでたりするからです

 

この場合、透析するためには首や太ももの太い血管にカテーテルを留置し、そこから血液を出し入れすることになります






また、手術後シャントから血液透析を開始するまで、丈夫なシャントにしたいのでなるべく2週間は空けるようにすることが多いっていうのはご存知ですかはてなマーク





ということは、その間入院を継続し透析治療を続けながらシャントの発達を待たないといけないということなので、入院期間が1か月近くになってしまいますガーンいや~






大量に水が溜まっていたり、腎不全の尿毒素症状が強く出ている場合はもっと長くなります



入院が好きな人はいないと思うので、入院期間を短くするためにある程度元気なうちに元気なシャントをつくっておく必要があります








そのほかにも末期腎不全の状態では体に余分な水分が多く溜まっています

この状態で内シャントをつくると、シャントにしっかり血液を流すために心臓の負担が増加します

するとダムが決壊するように一気に心不全を起こす可能性が高くなるんです叫びのぉ~‼️

 



 

 

心臓と腎臓はとても仲がいいのでどちらかが弱っていると相方も弱ってしまうのでした




 

心不全は命に直結する病気なので、そんな怖い事態を招かないよう万全の体調で臨みたいものですねビックリマーク

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただいて

ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2010年から毎月腎臓病の教室を行っています

遠方の方から

『参加できないけど内容を知りたい!!

といわれたのがきっかけでブログをはじめましたラブラブ

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