ご相談者様より
『天中殺中の陽転』について
ご質問をいただきました。

(天中殺中の陽転とは、天中殺中に活躍したり大きな結果を残したり、平たくいうと「いいことが起きる」ってことです。雑ですみません。)



天中殺に関しては、
流派や鑑定士によって
考え方が大きく違います。

「天中殺は動いてはいけない。」
「天中殺はむしろチャンス!」
「天中殺なんて概念はそもそもない。」
などなど。。



鑑定にいらっしゃる方も
情報がありすぎて
混乱されている方が多いので、

いただいた質問に対する
私の見解をブログに掲載します。



=====☆いただいたご質問☆=====

「ある方のブログで
 “天中殺は飛躍のチャンス!”
 と書いてありました。

 自分がもともと持っている
 枠がなくなるので、
 自分の力以上の結果が出るとき。
 うまく利用してください!と。

 Chihiroさんはどのように考えますか?」


====================


天中殺は、決して
“悪いことが起きるとき”
ではありません。


生まれながらに用意されている
それぞれの空間の枠がなくなる時なので、

自分の枠を飛び越えて
大きく陽転する場合もあります。




例えば、
フィギュアスケートの羽生結弦選手が
2大会連続となる金メダルを獲ったのも、

レスリングの伊調香選手が
国民栄誉賞を受賞されたのも、

猪瀬元東京都知事が都知事に当選し
東京五輪招致という
大きなことを成し遂げたのも、

全て天中殺中のことです。


そんな風に
日頃の努力が認められて評価されたり
自分の器以上の結果を残したりと

一見、華やかな現象となって
あらわれる人もいるのですよね。



しかし、
天中殺中の陽転は、
必ず渦(うず)が出る
とされています。


上記の方々が
天中殺中に陽転したから
その渦としてこんなことが起こった!と
勝手なことを書くのは嫌なので
詳細は控えますが、


運命学の法則では
天中殺中に陽転した場合は、
必ずどこかでその渦が起きる
のです。

(渦というのは、例えばですけど、家族や近しい人に何かトラブルが起きたりとか…です。
 きっと上記の方たちは、その渦現象も、ご自身の糧に変える強さがある方なのだろうとは思いますし、渦現象でさえも「良い悪い」という短絡的な判断はできないのですが。)




他にも有名人の方で
天中殺中に大活躍されたり
大きな賞を授与されたりと、

陽転されている方は
たくさんいらっしゃいますが、

その後
その方にどんなことが起こったとか
ご家族にどんなことがあったとか、

そこまでは報道されないですよね?



有名人という職業柄、
活躍しているときは
華々しくスポットが当てられますが、

その後活躍度が下がったり
表舞台から消えてしまえば
話題にも上がりません。


だから、
有名人の方が天中殺に陽転した場合
その後どんな渦があったのか?

私たちには
分かり得ないことが多いのです。



天中殺を必要以上に怖がることはないし、
陽転する可能性ももちろんありますが、

それを利用して
自分から大きく打って出る時ではない。


と私は思っています。



鑑定士さんの中には
「天中殺を利用して飛躍しよう!」
という考え方の方もいらっしゃいますが、

私はやはり、
そこは慎重になるべきかと考えています。



「あの芸能人も天中殺中に
 こんなに大きな結果を出していますよ!」
とおっしゃるかもしれませんが、

その渦の現象は
報道されていないだけで
その後ご本人は
とても辛い想いをされたかもしれません。
(繰り返しになりますが、辛い想いを経験することが悪いことではないですが。)



「私自身、飛躍できましたよ!
 すごくいいことが起きましたよ!」と
おっしゃるかもしれませんが、

その後起きる全く別のことが
もしかしたら
天中殺の渦現象かもしれないのです。



占いは人生を
縛るためのものではない
ので、

恐れすぎて動けなくなったり、
自分で自分に呪いをかけるような
状態になってしまうのは
とてももったいないことだと思います。


でも、
運命学の知恵を
上手に人生に活かすために、

自分から積極的にことを起こしてよい
タイミングなのかそうでないのかは
しっかり見極める必要があると思います。



やはり『天中殺』は
気をつける必要があるからこそ、

その考えがなくならずに、
教訓としてずっと受け継がれている
と思うのです。



この記事にも書いたように、

経験することでしか
学べないタイプの方も
いらっしゃるとは思いますし、

程度の問題もありますので、
(一般人がちょっと引越ししたりパートを変えたりするのと、社会的活躍度の高い方が大きなことに挑戦するのでは、やはりその渦の現象の起き方も違うのでね。)

「天中殺中はずーっと
 全く動かずにじーっとしてましょう」
と言うつもりはありません。



でも、
「天中殺中に飛躍している人もいるから
 私も新しいことにチャレンジしよう!」

「枠がないんだったら
 どこまでも活躍できるってこと?
 天中殺中の陽転を狙おう!」

というのは
避けていただいた方がいいと
私は思います。



人生には、

“ひと休みする期間”
“自分に向き合う期間”
“過去を振り返って
不必要なものを手放す期間”


そんな時も必要です。


天中殺はそんな風に過ごす期間と
考えていただけると良いと思います。


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