2020/09/06

(02638)港灯電力投資SS 配当4.0%


(02638)港灯電力投資SSについて


予想PER 27倍
予想配当利回り 4.0%
時価総額 約1兆円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 3月下旬→支払 4月中旬
・中間配当 権利落 8月上旬→支払 8月下旬


■どんな会社?


香港で発電送電をします。
(00002)中電控股(CLP)と当社(HK Electric)の2社で、
香港の電力を独占しています。





2019年顧客数は、中電控股の264万件に対して、港灯電力投資SSは58万件。

長江系。
(00001)長江和記実業

↓持分76%

(01038)長江インフラ

↓持分36%

(0006)電能実業

↓持分33%

(02638)港灯電力投資SS


■配当履歴


2014 0.3642(-)
2015 0.4004(+10%)
2016 0.4004(+0%)
2017 0.4004(+0%)
2018 0.4004(+0%)
2019 0.3203(-20%)
2020 0.1594(中間まで。前年と同じ。)






■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年2017年2018年2019年2020年
(中間まで)
Revenue
売上
11420
(-)
11693
(+2%)
11612
(-0%)
10739
(-7%)
4800
(-4%)
Profit for the year attributable to
the holders of Share Stapled
Units/shares of the Company
最終利益
3599
(-)
3341
(-7%)
3051
(-8%)
2327
(-23%)
811
(+14%)
Net cash generated from operating activities
営業CF
8018 5887 5015 6441 1999
Net cash used in investing activities
投資CF
-2694 -3496 -2664 -3784 -2374
Net cash used in financing activities
財務CF
-10986 -1927 -3108 -2424 866
Interest paid
金利支払(営業CF)
-1008 -726 -760 -829 -445
Payment for the purchase of property,
plant and equipment and capital stock
設備投資(投資CF)
-2760 -2503 -3397 -3543 -2143
Dividends paid
配当支払(財務CF)
-3538 -3538 -3538 -3186 -1422

2019年の減益率は-23%でした。

政府より認められている電力設備に対する利益率が
9.99%→8.00%に変更になった
ためです。









■政府の利益規制


香港政府の電力設備に対する利益率規制は
2019年から新規制が適用になりました。

2005年~2008年:15.00%
2009年~2018年: 9.99%
2019年~2033年: 8.00%


↓香港国債10年金利





「許可された利益額」は実際はとても細かい計算で算出されますが、
おおよそは「電力設備」×「許可された利益率」で算出できます。






今後の利益成長計画は、「電力設備」への設備投資を増やして、
「許可された利益額」を増やしていく計画
をしています。

2019年~2023年までで、HKD26,600Mの設備投資の計画です。


おもな使い道は、石炭発電をやめて、
ガス発電に切り替える投資をしていく計画です。




金利上昇には弱そうですが、
電力規制改定を越えて、売上、営業利益の減少確率は少なそうな気がしました。




ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。








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