槍ヶ岳(3180m)です。
天に槍を突く形が特徴で、日本のマッターホルンとも呼ばれて多くの登山愛好家の憧れの的となっている槍ヶ岳に挑戦してきました。
前泊は、上高地への出発点である沢渡(さわんど)に近い松本市内に一泊した。久しぶりに松本城を散策し明日からの戦いに備えゆったりとした時間を過ごすことができました。
松本城
1日目スタートは「河童橋」「大正池」に代表される上高地(1500m)で、そこから比較的に緩やかな梓川沿いの山道を明神、徳沢を経て奥上高地の横尾に向かいます。横尾は北アルプス登山の起点で、上高地と違って静寂に包まれた美しい場所で一般的な山の登山口的な場所です。1日目の宿泊地である槍沢ロッジまでは横尾から我々の足で充分2時間は必要でした。
河童橋
明神
徳沢
横尾
槍沢ロッジ
2日目は5時過ぎに槍沢ロッジを出発し、槍ヶ岳が見え始まる槍沢を目指します。ロッジを出発しておよそ4時間で槍ヶ岳とご対面です。槍ヶ岳登山の頑張りどころを休み休み上り、槍ヶ岳の南側の山頂直下の肩(標高3,080 m)にある大規模な山小屋槍ヶ岳山荘に到着したのは11時過ぎでした。休息後、大きなリュックを山荘に置き最低限の物(水、カメラ、防寒着)を持って穂先へ挑戦開始です。登山道は岩場(いわば)、梯子(はしご)、鉄杭(てつくい)、鎖(くさり)とバラエティーに富んだ道で一歩一歩確実に歩を進めます。12時半登頂成功です。槍ました。珍しく1時間以上山頂で達成感を味わって2時前に槍ヶ岳山荘に無事降りてこられました。荷物を整理していざ下山ですが、2日目スタートの槍沢ロッジまでは戻れないので途中の殺生ヒュッテにした。
槍ヶ岳とやっとご対面
槍ヶ岳山荘
穂先
登頂成功
殺生ヒュッテ
3日目は5時前に殺生ヒュッテを出発し、下山途中、3年前に挑戦した常念岳の肩からの日の出を迎え、要所要所で写真を撮りながら順調に歩を進め、槍沢ロッジ、横尾、徳沢、そして明神を経て上高地に3時ごろ到着。5時の最終バスには十分時間がありゆっくりと帰路に着くことができました。総歩行距離38.9km、総歩数83,900歩で、10日前の薬師岳/黒部五郎岳を超えるロングトレッキングへの挑戦でした。
常念岳からの日の出
昼間の槍沢ロッジ
昼間の横尾
昼間の明神
さらば上高地