本日の「タカラヅカニュース」にて、花組の次回作公演「CASANOVA」の稽古場情報が放送されました。
稽古場情報は組長のさおりさん(高翔みず希さん)とりおちゃん(明日海りおさん)のお二人で現在の稽古の進み具合や他の組子について語る…といったもので、私はこのお二人の組み合わせもまた好きなんです。
雰囲気があたたかいし、さおりさんがりおちゃんに話題をふるのがとてもお上手で。観ていてほっこり安心出来る組み合わせです。よきよき。
そんな稽古場情報にて色々と面白いポイントがわんさか出てきましたので、自分が気になった点のまとめメモを作成しました。色々ニュアンスなので間違いもあると思います。
音楽家ドーヴ・アチア氏の訪問について
りおちゃんいわく、「(自分は)とても緊張していたけれど、すごく気さくな方。『なんでも聞いてきていいよ!』という感じ。稽古場でも『Perfect!』とたくさんいっていただけて…」とニコニコ。
曲もすごく素敵だよね、という話になりつつ「曲もロックで格好いいんですけど、どこか懐かしさもあって…」と言うと、さおりさんも「私もそう思ってた!」と。
耳馴染みがよく覚えやすいのがすごい、歌っていて自分たちもとても楽しいとお二人は語っていました。
また、さおりさんが「こうやって海外から作曲家の方を呼んで、ひとつの作品を作るのは花組にとってはじめてのこと」と仰っていました。(このはじめてとは、明日海体制ではじめてという意味だと思います)
これまでエリザベートやミーマイなどの再演はあってもオリジナルで…というのはなかったので、組子の皆もワクワクしていて、いい経験になると思う…と。
確かにりおちゃんの本公演は再演が多めですし、音楽を誰かに…ということはありませんでしたもんね。花組のみんなで楽しそうにしてるのかなと思うとほっこりします。
台本について
さおりさんが「まさかここまで喜劇とは思わず、最初本読みの時におお笑いしてしまった」そう。
りおちゃんも「コメディ要素がある、とは言われていたんですけど、本を読んだら面白くて」私はコメディ大好きなので、これだけで期待が高まるよ…!
ゆきちゃん(仙名彩世さん)演じるヒロイン、ベアトリーチェとの出会いのシーンも面白いそうなので、めっちゃ楽しみ!
プロローグについて
ホームページのキャストボイスで、「プロローグでりおちゃんが娘役さんをはべらす(意訳)」とマイティー(水美舞斗さん)が書いていましたが、もう少し詳しいお話を聞けました。
カサノヴァさんがたくさんの娘役さんに囲まれる(byさおりさん)前に、男役ばかりのシーンがあり、そこはシリアスな雰囲気で、カサノヴァが責められるような内容になっているそうです。
そこから娘役さんがいっぱい…という展開なので、りおちゃんも「ありがとーー!!!!(目を閉じて抱きしめるために腕を開くような動き)」とテンションアップ。「(たくさんの娘役さんに求められるシーンなので)男役やっててよかった!って思いました」とニコニコしていました。
コンデュルメル夫妻について
カサノヴァを追っている男が、れいちゃん(柚香光さん)演じる「アントーニオ・コンデュルメル・ディ・ピエトロ」。ながい!!
その奥様が何を隠そうちなつちゃん(鳳月杏さん)ということで…。
さおりさんは「スタイルが超絶」と「だよね~~!!」と同意しまくりたくなる一言を。
りおちゃんは「結構娘役をやっているイメージがあるので違和感はないんですけれど、彼女の持つ独特の妖しさが出ていて、それがとてもいい」と褒めていました。
ちなつちゃんがやるのですから、クールで切れ者っぽい大人の女という感じでしょうか…月組に組替えすることが配役後に発表されたため、「最後に娘役で組替えするなんて…」という声も多いちなつちゃんですが、私は結構楽観的で「フィナーレでイケイケ男役として爆発してくれるんやろなー」と期待しているので、残念とは思ってなかったりします。お芝居でガツっと娘役を演じたこともないんじゃないかな?と思うので、そういう意味でも期待の方が大きいですね。
また、さおりさんが「ここの夫婦は複雑」という意味深な一言を…!!
コンスタンティーノについて
コンデュルメル夫妻と手を組むのが、あきらさん(瀬戸かずやさん)演じる「コンスタンティーノ」。
ヘアカラーも明るめになり、プログラムかスチールかな?写真撮影のために衣装を着ているあきらさんを見たさおりさんは「異国情緒がある」と感想を述べられていました。
イケお兄さん系なのかしら、イケオジ系なのかしら。
マリノ・バルビ神父とそれを追う二人について
マイティー演じるマリノ。彼はりおちゃんいわく「相手役さん(ゆきちゃん)よりもずっと一緒にいる。常に一緒にいる」とのことで…
なんとなく「仮面のロマネスク」のヴァルモンとアゾランの関係性を思い出してしまいますね…(もっと友達っぽい感じだとは思いますが)
そして「だいたいこいつのせい」らしい。
この二人を追うのがしぃ様(和海しょうさん)とゆうなみくん(優波慧さん)なのですが「この二人、なんか抜けてます」とのこと。お笑い担当なのか…!?期待!!
若手の皆とみれいちゃんについて
カサノヴァの仲間はカジノにいるようで、テーマ曲「自由に生きて強く死ね」を一緒に歌うシーンがあるそうです。
これが、この前のアチア氏訪問映像で皆が歌っていた曲なのかな。www.maro-cyanin.site
みれいちゃん(城妃美伶さん)がこの時の映像で男役サイドにいたのがちょっと気になっていたのですが、彼女が演じる「アンリエット」は、カサノヴァのファンガ(ファンガール)で、最終的にパンツをかっこよく着こなす男装の麗人なのだそう。
さおりさんが「ジョルジュ・サンドみたいで素敵」と仰っていました。
ジョルジュ・サンドさん、学がないので調べてみたところ、フランスの女流作家さんで、男装の麗人だった方だそうです。素敵…。
今回特別出演されるハッチさんについて
今回、専科から特別出演してくださるハッチさん(夏美ようさん)は、そのカジノに来る貴族「ミケーレ伯爵」役。
まだまだ謎が多い人らしいので、さらりと触れただけでした。
久々に花組に出演してくださったとのこと。元花組組長さんですし、懐かしさを感じたりされているのでしょうか…?
フォスカリーニなどについて
ここでさおりさんが、ご自身の役にも触れ。
さおりさん演じる「フォスカリーニ」はヴェネツィア総督で、ゆきちゃん演じるベアトリーチェの叔父でもあります。
また、「十人委員会」という政治組織を仕切っている(?)人でもあります。十人委員会には冴月瑠那ちゃんなど、頼もしい上級生が居てくれていると語っていました。
また、委員会の一人である航琉ひびきさんが演じているのが、なんとカサノヴァのお父さん(実の父ではなく、保護者・後見人のような立場だそうです)。
脱獄して最初にカサノヴァが向かうのが父の元だそう。
カサノヴァさんはすごい!!
カサノヴァは本当に色々できるようで、錬金術からダンスの先生、バイオリン教師などなどやるようです(史実でも本当に様々なことが出来た方らしいですし、スーパーマンですね)。
その中で音が上手く聞き取れなくて書けないのですが、数字を使った魔術も使うそうで、脱獄後お父さんと共に「これからどうすべきか…」とその魔術を使って未来を占うシーンがあるとか。
さおりさんも「ちょっと降霊術っぽい感じで。新しいみりおちゃんを見られると思います」と…なにそれ期待するしかない。
ベアトリーチェについて
ここでいよいよ?ゆきちゃん演じる修道女「ベアトリーチェ」について。
りおちゃんいわく、ベアトリーチェという役は「宝塚のミュージカルにいる娘役さんだなっていう部分もあれば、めっちゃゆきちゃん!っていう部分もあって、演じていてすごく楽しいんじゃないかなって思います」と…。
また、なんとりおちゃん、ゆきちゃん、べーちゃん(桜咲彩花さん)、マイティーの4人でラップを歌うところがあるらしく!!ラップ!!?
「誰かが間違えたら俺たちオシマイ!もう1回!(ラップ調)ってなります」と。これはもうコメディであること間違いなし!!!
べーちゃんにも触れ、「べーちゃんは頼まれたら断れないっていう…可愛い感じがとても似合ってて」「ゆきちゃんを守らなきゃいけない立場なのに、自分もノっちゃって…」「慌てて道を間違えたりして、可愛いです」とお二人が語っていました。
さおりさんも「べーちゃんがああいうノってるのって珍しいよね」と仰っていて。確かにべーちゃんってお嬢さん!という感じなので、あんまりノリノリラップってイメージはないですね…退団公演でまた新たな面を観せてくれるなんて…ありがたい…。
公演に向けて
最後は公演に向けてのメッセージでした。
素晴らしい楽曲をまずはマスターして、世界を作りたい、組子と一丸となって「祝祭喜歌劇」という名前にふさわしく、いつも新鮮な気持ちでやっていきたい…といったことをりおちゃんが語って終わりでした。
いやー、情報が色々洪水過ぎてメモとかいったもののめっちゃ文字ばっかりになってしまいました。
ここまで目を通していただきありがとうございます…。
これからも色々と情報が小出しになっていきそうですし、楽しみですね!
■スポンサードリンク■
コメント