ふす
10年におよぶ輝かしいキャリアの中で
羽生結弦は多くの傑作を作り上げてきた。
byマッシミリアーノ・アンベーシ
ずっと見たかったエキシビション。
CCTV（中国节目官网是中央电视台）で
放送されていたんですね。
UPしてくださっている動画があることを
マッシさんがFacebookでお知らせ✨
現地の方の動画は拝見できていたのですが
FODのLIVE配信はもちろん見ることができなく
今日まで、しっかりとエキシビションを
見たことがなかったのです😭。
もしかしたら夢かと思うぐらい儚くて。
ですからマッシさんがおしえてくださって
テレビ放送映像を拝見することができて
本当に本当に嬉しかったです😭。
思わず、食い入るように見ていましたら
つーっと涙が溢れてきてしまいました。
会場ではもちろん近くで見ることはできなくて。記憶に、はっきり残っていないと思っていたのです。ですが、画面を見た瞬間。会場の歓声、音楽、羽生結弦選手の姿が、映写フィルムを巻き戻すように、脳内に蘇ってきました。
あの日のエキシビション。
照明が落とされた濃紺の会場。
氷上にホプレガの衣装をまとった姿が
ライトに照らされると
悲鳴にも似た歓声が響き渡りました。
ですが羽生選手が放つ静謐なオーラに
会場はす〜っと静まりかえっていきます。
それぞれの心の中に、この姿を焼き付けよう
そういう思いがわきあがっているようにも
感じました。
そんな中、演技が始まります。
淡いライトを浴び、ふわっと浮かび上がる
妖精のような姿。
本当に冗談ではなくて
現実感がまったくないほど
存在しているのが不思議なほどの
透明感をまとっていました。
スケーティングが進むにつれ
その動きの繊細や、滑らかさから
深い海や澄んだ川、山々を通りすぎて
たどり着いた清涼な風を
感じたような思いになりました。
演技を見ているうちに
涙があふれて止まらなくなりました。
それは本当にこの世に存在しているとは
思えないほど美しいものでした。
「ゆるされているような」
「愛されているような」
「守られているような」
そんな感覚が身体を包みこみました。
どうして羽生選手の演技はこんなにも
魂に届くのでしょうか
どうして心をはげしく揺さぶるのでしょうか。
涙があふれてたまりませんでした。
いつも必ず上を見上げる羽生選手
その瞳には何が見えているのでしょうか
何をささげているのでしょうか
すべてのものを愛おしいと包み込むような
深い深い慈愛と願いを込められたような
力強さも感じました。
観客の声援に応える時
ようやく羽生結弦が戻ってきた。
そんな感覚になりました。
あの美しい風のような、そんな存在から
1人の人間へと。
フィギュアスケートがただのスポーツではない
ただのショーではないのだと、いつも羽生選手は全身全霊で語りかけてくれます。だからこそ誰もが魅了されるのですね😭✨
