SSブログ

おっさんが10年間通勤時間に英語を聴くとこうなる [学習]

毎日の通勤時間時ボーっと電車に乗って、ボーっと歩いて平々凡々と時は流れる。
そのボーっとしている時間を自己レベルアップに有効活用しようと思い立ったのは、おっさんになってから。
人生の貴重な時間をドブに捨てているような気がして。
そこで、ボーっとしていた時間を使って英語の勉強をすることに。
勉強というほどのものは考えていません。ボーっとしていた時間が有効活用されて後に何か残るものがあればいいんです。
目標もありません。
スタートしたのは40歳後半の頃です。
40歳後半は語学学習は手遅れかなと思ったのですが、ボーっとしているよりはましであることは確かです。
それまでにも、英語は必要だと思い書籍のタイトルに騙されて数多くの参考書を求めたりしたのですが全く物にはならなかったのです。
我が家の本棚を見るとどれだけ役に立たない本を購入したかの証があるだけです。

勉強といっても、通勤時に英語のPodcastを聴き流す方式です。
半導体メモリーに記録するタイプの音楽プレイヤーなるものが世に出始めたのもきっかけのひとつです。

DSC_1202.jpg

はじめてPodcastをiPodに入れてみたのがCNNのデイリーニュース、たしか2,3分の番組だったかな、スピードが速く何を言っているのか全く理解不能単語さえも聴き取れなかった記憶があります。
当時から今まで聞いていたPodcastの番組を思い出してみますと・・・
・CNN News
・English as a Second Language (ESL)
・WSJ This morning
・Voice of America Learning English
・ECC英会話
・実践!Let's Read the Nikkei in English
・Speak UP Radio

ジェフさんのESLをはじめ、色々と聴いてきました。今では毎日更新のWSJ This morningが一番のお気に入りです。
毎日聴くものなので、更新間隔が長い番組は敬遠ぎみになり一日一回以上更新するニュース系になってしまいます。
ひたすら聴き続けました。現在も続けています。
耳にイヤホンを付ける→再生ボタンを押す→英語を聴く→歩く→犬の糞を避ける→歩く→カラスを追い払う、毎日のルーチン作業になり無意識のうちに勉強する真似だけしているみたいです。朝家を出たら無意識のうちに英語を聴き流しているのです。
まったく苦も無く。
しかし、聴き流すだけでは、英語を聴いて理解する能力は全く向上しませんでした。
が唯一、英語を話しているリズムだけは身に付きました。
棒読み英語が、英語を母国語で話す人たちと同じようなリズムで読める能力が付きました。
そうなんです、5年ぐらい経過した頃からこの「リズム」を獲得したのです。

ここでまとめるなら、
・英語の聴き流しを続けても理解する能力は身に付かない。
・英語の聴き流しを続けると英語を話すリズムが身に付く。

リズムだけ身に付いても、、、他に能力が向上する手は無いかと模索していたら、
書店で「キクタン」というCD付の英語教材と出会ったのです。
「聴く単語」の短縮でキクタンです。

DSC_1201.jpg

CDの内容は音楽に合わせて英語単語→日本語訳の繰り返しです。
ひたすらその繰り返しです。
家で椅子に座って、さあ聴きましょうというものではありません。
そんなことしたら3分でイライラし、ちゃぶ台をひっくり返すことでしょう。
外出時に無限リピートして1時間や2時間聴く教材で、バックグラウンドに軽快な音楽が流れているので脳が拒否しません。
通勤時間が3時間であってもネタ切れしません。
聴き流しなので英語単語の意味の暗記は困難です。
しかし驚くことに英単語の発音が聞き流しによって脳ミソに溶け込んでいったのです。溶け込んだら英語を聴いてみます。そうなんです!英単語がくっきり浮かび上がって聴き取れます。聴き取れると聴いたことある単語なんだけど、意味は何だったっけ?となるのです。そうなるともう半分完成です。その場で辞書やスマートフォンで意味を調べると、そこで完成するわけです。この聴き取って意味を調べる行為で脳ミソの引き出しに単語の発音とその単語の意味がセットになって格納されるようです。この引き出しには、日本語訳じゃなくて単語の意味を格納するようにします。
そうすると、英語を聴いてて「フィギュラァウト」と聞こえたら「見つけだす」んだなと頭に浮かびます。
このキクタンで脳ミソに溶け込んだ単語であれば、ナチュラルスピードでも、さらに早口でも、映画で遺言のセリフの場面でも単語だけはわかるようになります。
そうです、50歳を過ぎてから単語が聴ける能力を獲得しました。
また、キクタンで聞いた単語のスペルを見ておいたほうが良いようです。
そうしないと、キクタンで覚えたはずの単語が入った英文が読めません!(笑)
キクタンで脳ミソの引き出しに、「聴く能力」と、「意味」をいれましたが、もうひとつこの大まかなスペルも入れた方がいいですね。英検を受けるわけではないので、スペルは映像として記憶するだけにしています。
ここまでくると、前に述べた英語のリズムと、このキクタン効果で英語がうまく読めます。
さらにディクテーションとシャドーイングの能力もかなり上がっています。
脳ミソに溶け込むまでには、一つのユニットを繰り返し一週間ぐらいは聴いています。不足してたらさらに一週間追加といった感じで自分で調整します。

恐るべし、キクタン!

このキクタン初期はCDしかありませんでしたが、今はスマートフォンのアプリで入手することができます。アプリだとスペルや例文がすぐに表示できるので便利ですが、アプリの品質が悪いためアプリが強制終了することが頻繁に発生します。
アプリの更新が無く、改善は期待することはできませんので注意が必要です。

ここまで、何年でしょう?10年弱かなボーっと時間をPodcastやキクタンを続けてきましたが、
さて私はどうなったでしょうか・・・・・?

答えは、

残念ながら、恥かしながら、ナチュラルスピードのニュースや映画を見てても何を言ってるかわないことが多いです。話題が推測できる場面になると100%わかることもあったり、かなりのムラがあります。

最近、ある半日の英語講座に参加するチャンスがあり、講座の中で講師がいきなり英語の録音音声を再生しました。何を語っていたのか隣の人と話し合いなさいというのです。私は隣に首を回転させたら、わかってはいたのですが若い娘じゃなく、若い係長っぽい男です。その係長は「さっぱり分からない」と言いました。私は聴き取ったことを100%ではありませんがその係長に教えてあげました。
講師が答え合わせをしたら概ね聴き取った内容と合致していました。私は心の中でガッツポーズをしてると、係長は「このオヤジ見かけによらずスゲーな」と目がしゃべってました。
本当は、係長は目で舌打ちしているだけだったかもしれませんが。
そんなこともあり、多少の自信も出る場面もちらほら。

DSC_1203.jpg

私は英文法を勉強しようと思っても解説している日本語が理解できないので文法の勉強をしようとは思っていません。

しかし、続けます、聴き流し方式を
・・・・・現在も「キクタン+Podcast」

おっさん達よ!
明日から英語の聴き流しにハゲめ!


改訂第2版キクタン【Advanced】6000語レベル (アルク学参シリーズ)

改訂第2版キクタン【Advanced】6000語レベル (アルク学参シリーズ)

  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: 単行本




人気ブログランキング
nice!(3)  コメント(1) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 3

コメント 1

kana

ご訪問&nice、ありがとうございます。
キクタン、買ってみたくなりました(たぶん買います(笑)
by kana (2020-02-17 21:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。