囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

【保存版】粋な碁打ち 3

2020年01月22日 | 【カベ突破道場】 即効編

あの人がゆくんじゃ わたしはゆかない
あの人がゆくなら わたしもゆく
あの人 あの人 わたしはどっちのあの人か?

相田みつを

 


敬う尊ぶ、ニュアンスの微妙の巻】


■A5判一枚にまとめた「囲碁のマナー」。
最後に書かれたシメの言葉
目にとまりましたでしょうか。

全てはここから発しています。
永久不滅の憲法のようなものです。
といっても、軽重の判断は個別項目にあり、
厳守すべき事柄と、さほどではない事柄を
峻別しておくことが肝要でありましょう。

 

■「敬う」について
広辞苑は「相手を尊んで礼をつくす」。
大辞林は「人や神仏を尊いものと考え、それを行動や態度に表す」。
後者は、少し踏み込んで説明しています。

そう「行動や態度に表す」ことが肝要なのです。
でないと、相手に伝わりません。

前回投稿で書いた“四段”さんは
下手を「軽んじていた」「与しやすしとみていた」
と解釈できるでしょう。わたしは年下・格下ですから。


■「敬う」の対象はおおむね、高位のもの、上位のもの、です。

一方、類語に「尊ぶ」があります。
対象の価値を認めて大切にする、の意です。
「神や祖先を尊ぶ」のほかにも、
「各人の自由意志を尊ぶ」「拙速を尊ぶ」
といったように幅広く、抽象的概念にも用いられます。

 

もう一度、申し上げますが
最後に書かれたシメの言葉
大いに支持するところです。

ただ、わたしの中では、
どちらかと言えば「尊ぶ」の心持ちが強い、
とだけ申し添えておきます。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【保存版】粋な碁打ち 2 | トップ | 冬空に醤油の匂い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【カベ突破道場】 即効編」カテゴリの最新記事