囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

流行語大賞のはしり

2020年11月23日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 


【 「オーケイ」を世間に広げた民主党大統領の話

 ~ 立つ鳥跡を濁さず、となさいませ

 ~ 人間 死ぬまで分からないもの の巻】

 


1913(大正2)年3月、米大統領になったウィルソンは、

処理済みの書類には認可の印として、

署名の近くにO・Kと書く習慣があった。

オール・コレクトつまり「万事異議なし」の略。

たちまち全米に広がり、海を超えて日本にわたった。

1700~5000万人が死んだスペイン風邪大流行の数年前のこと。


日本語で「ガッテンだ」「万事承知」「完了」「検査済み」となる。

ちなみに反対語はN・G(ノー・グッド)で不認可、

中間をなすのがB・О(バッド・アザー)で不具合、である。

いずれもウィルソン大統領が、書類に書き添えたのがはじまりだ。


合衆国大統領は初代ジョージ・ワシントンから

現在のドナルド・ジョン・トランプまで計44人。

後世、名前をよく知らなくても、

誰がO・Kで、誰がN・Gか、

歴史には必ず、なんらか その名が残る、

としたものある。

おあとがよろしいようで――。

 

トーマス・ウッドロウ・ウィルソン(1856~1924年) 第28代アメリカ合衆国大統領。民主党所属。進歩主義運動の指導者で、プリンストン大学長、ニュージャージー州知事を務めた。「行政学の父」と呼ばれる。新世界秩序を掲げてパリ講和会議を主宰、国際連盟の創設に尽力。その功績でノーベル平和賞に輝いた。しかし博物学をもとにした白人優性論者で、後年は人種差別主義者として指弾された。

 

 

 


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