星守る犬
はじめに
深い愛やかけがえのない想い。
機械化が進む現代、
薄れてしまっているものではないでしょうか?
本当の幸せってなんだろう?
絶望溢れる今の日本で
人間として大切な何かを思い出させてくれる作品を紹介します。
星守る犬
あらすじ
家族が楽しい時間を過ごすキャンプ場わきの山中から、ナンバープレートも車体番号も外され放置されたワゴン車が見つかった。その中から、中年男性と思われる白骨死体とそばに寄り添う犬の骨が発見される。男性の遺体は死後半年が経過しているのに、犬の遺体は死んで間もなかったという……。この時間差は、いったい何を意味するのか?「東宝webサイトより」
感想
一言で言うと、人間と犬の家族愛の物語です。
ページ数でいうと100ページほどの短さだというのに
この感動はすごい!
はじめに死体が発見されるところから始まるので
終わりが見える関係に胸が締め付けられます。
切なくも心が温まる
愛と幸せに包ませた作品です。
表紙のひまわり畑と一匹の白犬の絵が読んだ後に見ると
涙の呼び水となってしまうこと間違いなしです。
映画化
号泣必至との呼び声も多く、
2011年に西田敏行さん主演で映画化されました。
興味を持たれたら是非ご覧ください。
おわりに
無邪気で忠実な犬と
色んな苦悩を背負った一人のおじさんが
大切な事を思い出させてくる作品です。
なくなってから気づくものは多いです。
何事においても
後悔する前に伝えたり、動き出すことです。
「恐れずに愛すればよかった。 」
この後悔だけは避けたいものですね。
さぁ、次は何を読もうかなぁ。