京都「豊国神社」、「槙本稲荷神社」、「方広寺の鐘楼」
少し前のことですが、金曜日、京都大丸へ買い物に行き、
その帰りに「豊国神社」へお参りに行きました。
「豊国神社」は豊臣秀吉を祀る神社で、出世開運の神社として知られています。
京都の他、大阪城や滋賀県長浜市や名古屋市にも「豊国神社」があります。
「豊臣秀吉公之像」の向こうには唐門があります。
この唐門は、西本願寺・大徳寺の門と並ぶ、国宝の三唐門のひとつです。
屋根の下の欄間には、左甚五郎の「目無しの鶴」の彫り物があります。
「目無しの鶴」といわれるのは、この彫り物の鶴の出来がとてもよかったので
目を入れると本当に飛んで行ってしまうと考えられ
「目無しの鶴」となったそうです。
言い伝えがあったのを思い出しました。
それは、左甚五郎が彫った龍が、毎夜琵琶湖に出て暴れたので
甚五郎がそれを静めるために龍の目に五寸釘を打ち付けたという言い伝えです。
甚五郎の彫り物は、実物と見まちがうばかりの、
魂を持っているかのような素晴らしい彫刻だということでしょう。
この唐門の前でお詣りをした後
末社の「槙本稲荷神社」にもお詣りしました。
そしてすぐ横の「方広寺の鐘楼」も見学しました。
鐘楼はとても大きくて迫力がありました。
この鐘楼は、奈良の東大寺と京都の知恩院と並ぶ日本三釣鐘です。
この方広寺の鐘楼は、梵鐘に彫られた「君臣豊楽」「国家安康」という銘文が
徳川家康を冒涜するものと解釈されて
大坂冬の陣を引き起こす原因になりました。
「豊国神社」には宝物館があり、秀吉ゆかりの品々が保存されています。
この日は宝物館には行かなかったのですが
ここには秀吉の歯も保存されていると聞いたことがあります。
秀吉ファンにとってはとても興味深い館だと思います。
「豊国神社」や「方広寺」は、その歴史から想像していた雰囲気とは少し違い、
柔らかく穏やかな空気を感じました。
そしてこの次の日、
奇しくもまた長浜市の豊国神社にお詣りすることになりました。
それはまた後日に書きたいと思います。
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