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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児未来へつなげる支援とは?

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ときどき聴くんですよねーーー

「今日、大きなパニックになられたんですが・・・

お菓子をあげて落ちつかれました」

「家庭で食事をとる時間と違うと

パニックになったので先に食事をとらせました」

「学校給食では食べることができるものがないので・・・

自宅から好きなものをもって来させています」

それぞれ子どもがパニックになった報告なのだけれど・・・

私は悶々としたんですよ。

「お菓子で落ち着かせたの?」

「思い通りにならなかったときの対処はそれでいいの?」

「これからホントに困るのは誰なの?」

私が「パニックに対して、支援者にお願いしたいこと」は・・・

「本人を優位な立場にすることを教え込まないでほしい」ということ。

もっと詳しく言うとパニックを起こしやすいのは

自閉症児が多いかと思いますが・・・その子らは・・・

一度覚えたことへの修正がききにくい。

集団生活の中で起きるパニックなので・・・

1人ずつの細やかな対応が難しいし早く何とかしたい気持ちは理解します。

でも

「泣けばどうにかして貰える」「じたばたしたら何とかしてもらえる」

という経験だけは積んで欲しくない・・・そんな気持ちがあります。

「泣くことで、自分を優位な立場にする」

って・・・「障害」があろうとなかろうと良くないし・・・

そんな経験を積み上げて大人になってもいいことは何一つないと思うんですよ。

みなさんならこの場合どうしますか。

いろんな対応が、あると思いますが・・・

大きく分けて3つの対応方法があると思うんです。

  ・預かってもらってるわけだから・・・

   事業所のことは事業所に任せる形で気持ちを飲み込む

  ・支援事業所なのにそんな対応ありえないと、どうどうと異議申し立てする

  ・通っている支援事業所、学校、家庭の足並みを揃えるために、

   支援者全員で考える

出来れば三番目、でも一番大変なのが三番目なんです。

全部の事業所で足並みを揃えるなんて・・・

とても大変なことですし、ひとつの事業所で起こった考えの違いを

全体に公表しなければならない。

日頃お世話になっている訳だし、トラブルにはしたくない。

全体に話せばそれなりに大きな話題となる。

いづれにしても問題を解決しようと思えば・・・

したくない会話をしなきゃいけない。

気持ちを理解してほしいけれど、モンスターにはなりたくない。

そんな気持ちも働きますよね。

私達団体は・・・そんなとき動いたりします。

事業所としての主張も知りたい。「パニック=おやつを貰える」ことを覚えると修正が難しいかもしれない。他所の事業所のやり方も聞きながら対応できないか?など・・・同じことを繰り返さないためには・・・

全事業所で今回のことを議題にして今後の話のすり合わせをすることも大切。

こういうことを個人で・・・となると・・・

「熱心ですね」「そこまで考えるんですね」なんてちょっと嫌味を言われたり😢

正直・・・

「これが普通」「同じくらい、熱心になって」

って感じなんですけどねーーー。

でも今までこうした無気力の連続。には何百回も関わってきました。

だから、ここで凹たれちゃダメ。

子どもの将来のため・・・

パニックを起こすには理由がある

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    少し先の行動に不安がある
  • 予想外のことが起こった
  • 言葉(気持ち・意志)が通じてない
  • 要求が通らない
  • 自分の過敏な部分に対し、深いな刺激がある(声・音・眩しさなど)  など

「パニックには原因がある」でも・・・

大人ひとりでパニックへの対応がどれだけ大変なことかはわかります。

そんななか、原因を突き詰めることがどれだけ難しいか・・・

正直パニックの対応だけで、こちら・・・大人側もパニックですよ。

私はとくに支援に詳しい専門家ではなく「ただの母親」。
たまたま「障害児の母親になった。
そんな未熟ものですが、やっぱり思うことはある。

だから、子どもの困り感に対して正しさだけ・・・

支援者としての答えにしてほしくない思いもあります。

「どうするのか」「どうすればその子が困らなくなるのか?」

子育てや支援って見放そうと思えば見放せるだろうし・・・

熱心に支援しようと思えば上限キリがありません。

保護者側に「回答の提示」だけで終わってしまうのではなく

「寄り添ったうえで・・・これからどうするのか」

それは福祉現場で生きる人たちにとって大切なことだと思う。

チームになりましょう。

一番変わるべきで・・・これからを生きやすくしてあげること

それが子どものためですからね。

「支援者の熱量・考え・支援」「親の愛情・支援への協力・育児や生きかた」

話し合ったら

アウトプットしていきましょう。やらないことには先に繋がらないからですね。

アウトプットする中で、課題が出てまた改善点となる。

そしてまたその問改善に対して会議を重ね、

検証を重ねていく・・・それでいいのか?と思われることも多いかと思いますが・・・

それでいいんですよ。

大人になるまでに、出せる膿は出し切って成長させていく・・・

「それぞれが出来る範囲で、出来ることを交替で負担が少なく受け持っていく」

という長期的な考えがキーポイント。

そうした支援のためには大切なことは

報連相・・・引継ぎや連絡、申し送り。

黙っていては、なにも変わらないので「支援」を変えていくためには

「親として出来ること」を行動していくこと。

私たちは「居場所・相談所」になればと思い今日も活動しています。