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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児の経験値を増やす方法

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誰でもそうですが・・・

「障害」がある彼らはさらに・・・
経験を重ねないと
自分のものにできにくいことがあると思います。

ですから、経験することが大切。

でも本人は自ら経験することができにくいですよね
なので支援者である私たちが経験をする場を
提供していくことが大切です。

例えば・・・
一般的な子どもであれば・・・
親がわざわざ場を提供しなくても
どんどん経験していけるかもしれませんねーーー
その違いは一体なんだと思いますか?

それは、情報を自分で選ぶことが
できるかできないかの差・・・

本来、情報はいろいろなところにあふれ、
一般の子どもたちは、
学校のお友達からも情報が入りますし、
本やTV、インターネットからも情報が入るでしょう。

その情報を自分から取り出し、経験したいな・・・
と思えば、条件さえ整えば、ひとりで簡単に、
経験することができます。

ところが・・・
「障害」児たちは、情報が入りにくく、
自分からも取りにいきにくく、
多種多様な生活をしている友達がいるわけでもなく、
ひとりで外出することさえできにくい子どもも多く、
経験を自分から獲得するための条件が、
明らかに整っていないことが確かです。

ですから、
親を含めた支援者が、
様々な経験を用意していくことは、とっても大切なことだと思います。

その際に、
なんでも一般の子どもたちと同じ量の
情報や経験を提供すると言うことではないんですよ。

そうしてしまうと、
「障害」児たちは、混乱してしまうこともあるでしょう。
徐々に増やしていく・・・
その情報や経験の場は、やはり、人生にとって必要なものが
優先されるべきなのではないでしょうか?

 

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支援者が選りすぐった情報を
彼らに流すことで、彼らに経験をしていただくわけですが、
生活力をつけるものと
生活をより豊かにするものとがあります。

生活力をつけるものには、
今ではなく、
「将来のために」を考えるものですから、
支援者が、どれだけ、将来のご本人像を考えられるかが

重要なポイントです。

私が大人になった彼らに出会ったとき
この人は、もっとこのスキルがあれば、
楽だよなーーーと思うことが多々あります。

逆をいうと、子どものころから、
こんなスキルがあれば良いねと、
個々の子どもたちの成長に合わせて、思い浮かべられる支援力は
大切なのだと思います。

でも経験させなければできないことです。
経験させるにしても、
本人に関心がなければできませんし、
不安に思うような状況では経験にもなりません。

安心感を持って、彼らができることの中で、
ちょっとやってみようかなーーー?と思えて、


「経験してよかった」
「役に立った」
と思えるようなことに結びつけていく。

彼らの生活には、
私たちが持つ、すべてのスキルは必要なく、
シンプルに、一人でできると
気持ちが上がるだろうなとか、楽だろうなとか、
支援者についてもらわなくても
自由にやれるだろうなというものもいいですね。

いつも支援者といることが良いわけではないし、
経験することで、よりよいスキルになり、
経験のきっかけとなるようなことを
始めていただきたいのです。

と、なると、実は、支援者が楽な状態ではなく、
あれこれと経験するときに、
身につくまでは、
定期的にその経験をする時間を
提供しなければならないこともあります。

たとえば、洋服を着換える。
こちらで着替えを用意したほうが
どんなに楽なことでしょうか?
でも本人にやっていただき、毎日取り換え、
前日に来ていた洋服は洗濯に出すなど、
一連の流れは毎日のことになりますから、
支援者側は、
一気にやるのではなく、
ひとつずつ、獲得の支援をすることになるだろうと思います。

例えば、洋服の取り換えができるようになったら、
次は洗濯場所に出す・・・といったような、
複数回に分けての
スキルの獲得になるでしょう。

何でもやってあげるのは、
支援者としては楽なのですが・・・
この子が将来、自立をするためと考えて、
できることが増やせるよう、
様々な経験の場を辛抱強く準備していきましょう。