味の素【2802】株主優待は自社商品・累進配当方針で連続増配当

調味料で有名な味の素(2802)、株主優待制度は自社商品の詰め合わせを実施しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

味の素のPOINT
  • 株主優待制度は自社商品
  • 割高感あり、配当・優待の合計利回りは低め
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味の素の株価情報と配当・優待

味の素の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月9日終値時点)

株価:5,736円
予想PER:29.95倍
PBR:3.69倍
予想EPS:191.54円
時価総額:2兆9,909億円

最新の株価参考:味の素(株)【2802】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:74円
予想年間配当利回り:1.29%

配当金の推移について

下記は味の素の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

味の素の年間配当金推移

2019年3月期:32円
2020年3月期:32円
2021年3月期:42円
2022年3月期:52円
2023年3月期:68円
2024年3月期:74円(予)

2024年3月期は増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が38.6%、2024年3月期の予想が約38%です。

株主還元方針の確認

株主還元は「2020-2025中期経営計画」にて「配当性向40%を目途、総還元性向50%以上」としています。

また、「中期ASV経営 2030」において「累進配当政策(減配せず、増配又は配当維持)」としています。

参考:経営方針(中期経営計画)|味の素グループ

株主優待について

株主優待制度は「自社商品の詰め合わせ」を実施、優待権利月は3月で半年以上継続保有が条件です。

保有株式数優待品内容
100株以上 500株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(1,500円相当)
500株以上 1,000株未満
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(3,000円相当)
1,000株以上
継続半年以上
味の素グループの詰め合わせ
(4,000円相当)
1,000株以上
継続3年以上
味の素グループ製品または寄付
(7,000円相当)

優待利回り

100株保有で年間1,500円相当とした場合、優待利回りは約0.3%です。

参考:株主優待|味の素グループ

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味の素の業績推移と株価推移

味の素の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は味の素の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年3月期、2020年3月期は連続減益で厳しい推移でしたが、2021年3月期に大きく回復。

2022年3月期、2023年3月期は連続増益、2024年3月期も最終増益見通しとしています。

参考:財務(ハイライト)|味の素グループ

株価のチャート

下記は味の素5年分の週足株価チャートです。

株価は緩やかに推移していましたが、2021年以降は大きく上昇推移。

2023年9月以降は上昇が落ち着いています。

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味の素の事業内容と財務状況

味の素の事業内容と財務状況を確認していきます。

味の素(2802)の概要

味の素株式会社(あじのもと、英語: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。

「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標。

食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ。化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

味の素 – Wikipediaより一部抜粋

味の素は「調味料・食品」、「冷凍食品」、「ヘルスケア等」のセグメントがあります。

調味料・食品事業がメイン事業で、今後はさらに海外の割合が増えていく可能性が高いです。

3カ月決算の実績

下記は味の素の連結最終利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結最終利益は1,000億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記は味の素のキャッシュ・フロー推移です。

味の素の配当・優待について

配当は連続増配当で推移も利回りは低めです。

株主優待制度は自社商品の詰め合わせを実施、継続保有の条件があり利回りは低めです。

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