エレコム【6750】連続増配当で推移も厳しめの業績見通し

PC周辺機器メーカのエレコム(6750)、連続増配当で推移していますが利回りは高くはないです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

エレコムのPOINT
  • 目立った割高感・割安感は無し
  • 連続増配当で推移も利回り高くはない
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エレコムの株価情報と配当・優待

ELECOMの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年1月9日終値時点)

株価:1,700円
予想PER:16.94倍
PBR:1.65倍
予想EPS:100.33円
時価総額:1,568億円

最新の株価参考:エレコム(株)【6750】:Yahoo!ファイナンス

配当情報

2024年3月期の予定年間配当:44円
予想年間配当利回り:2.59%

配当金の推移について

下記はエレコムの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

エレコムの年間配当金推移

2019年3月期:28円
2020年3月期:30.5円
2021年3月期:34.5円
2022年3月期:37円
2023年3月期:40円
2024年3月期:44円(予)

配当は連続増配推移です。2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が42%、2024年3月期の予想が約43%です。

配当方針の確認

配当方針は「親会社株主に帰属する当期純利益(連結)に対して30%以上の配当性向を目標として配当額を決定」としています。

参考:配当状況 – ELECOM

株主優待制度(廃止)

エレコムは株主優待として「QUOカード」と「自社製品」を実施していましたが、2021年3月末で廃止しています。

株主優待廃止の理由は「配当金による利益還元の充実がより適切であると判断」したためです。

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エレコムの業績推移と株価推移

ELECOMの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はELECOMの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上、利益ともに右肩上がりに推移していましたが、2022年3月期は半導体不足・為替の影響で減益に。

2023年3月期も減益、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト – ELECOM

株価のチャート

下記はエレコム5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月を除き長期で上昇していましたが、2021年は大きく下落。

2023年5月以降は下落が止まり、上昇場面が出ています。

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エレコムの事業内容と財務状況

ELECOMの事業内容と財務状況を確認していきます。

エレコム(6750)の概要

エレコム株式会社(ELECOM CO.,LTD.)は、大手コンピュータ周辺機器メーカーである。バッファローやアイ・オー・データと並ぶ日本におけるIT機器大手。

マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。

近年はBtoCからBtoBへ大きく経営の舵を切っており、M&A巧者で法人向けを強化。中国、東南アジアを中心に海外展開も積極的に行っている。

エレコム – Wikipediaより抜粋

「パソコン関連」、「スマートフォン・タブレット関連」、「周辺機器」が主な事業領域です。

「パソコン周辺製品メーカー」から「総合デジタル周辺製品メーカー」へ事業を拡大しています。

3カ月決算の実績

下記はエレコムの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2023年3月期の連結経常利益は123億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はエレコムのキャッシュ・フローの推移です。

エレコムの配当・優待について

株主優待を廃止し配当重視に。連続増配当で推移していますが、利回りは高くはないです。

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