温めるというと寒い冬だけのことだと思いますが、オフィスで働く人は経験がある夏の冷房の冷え過ぎにも夏でも温めるって必要なんです。
しかも冬でも夏でも温めるのにポイントがあります。ふつうは着こんだり羽織ったりすると思いますが、効率的に温めるには首を温めましょう。しかもここを温めると腸内環境もUPします!
なぜ、首から離れた腸と関係あるの?
首と自律神経
自律神経が大きく関わっています。自律神経は脳の視床下部から全身に行き渡っている末梢神経のひとつで、血行や消化吸収、体温調節など自己の意思とは関わらず24時間休むことなくコントロールします。
自律神経は大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられます。車でいうアクセルが交感神経、ブレーキが副交感神経です。2つが交互に働くことで、体を調整しています。
交感神経と副交感神経は片方が活発な時はもう片方の働きは抑えられているというバランスで働いています。昼間は交感神経が活発で夜間は副交感神経が活発になるのが1日のリズムです。
交感神経が活発になる朝に起床して行動する。反対に副交感神経が活発になり始める夕方からはゆっくりと心身を落ち着け、副交感神経の働きがピークの夜間には睡眠をとる。このように自律神経のリズムに合わせた生活が健康につながります。
首は脳と体をつなぐ橋のようなもので、太い血管や神経が通っています。首が凝って血行が悪くなると、次第に全身も血行不良となります。
首には副交感神経の繊維でできている迷走神経があり血行促進、胃腸の消化作用を促進させますが首の血行が悪いのは交感神経が亢進して血管収縮し副交感神経の働きが弱いバランスが崩れた状態で、全身にも弊害がでます。
腸と自律神経
胃腸の動きは人の意思によらない自律神経の働きによるものでなので、首のこりや痛みなどの不調があると、そのストレスによって自律神経の働きが低下し胃腸の働きも低下し便秘などのが起こりやすくなります。
逆に言えば腸内環境がよくなることで、腸から脳へつながる神経を介して、自律神経のバランスが整います。すると体がリラックスして全身の緊張がやわらぎ、首の凝りや疲れが軽減されます。
首を温めるグッズ
首には交感神経と副交感神経の要所があり、脳から腸まで届いている重要な神経の通り道と言われています。首を温めると副交感神経の働きを高めて首の凝りを解消し自律神経の働きを正常にします。
以下の方法で首の後ろを重点的に温めると効果的です。
- ホットタオル
濡らしたタオルを1分ほどレンジで加熱します。 - タオルに包んだカイロ
- 温熱シート
直接貼り付けます。蒸気を含むやわらかくやさしい温熱でじんわり深くまで温めてます。40℃が5~8時間持続します。
《花王》 めぐりズム 蒸気の温熱シート 肌に直接貼るタイプ (16枚)
- ジャンル: ダイエット・健康 > リラックス・マッサージ用品 > 腰ケア用品
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- 価格: 1,059円
- 温熱パット
レンジで2分ほど温めて約30分ほど持続します。繰り返し使えます。
- ネックウォーマー
- ストール
そういえば夏にシンプルな涼しい格好で首には綺麗なストールを上手に巻いている人を時々みかけます。
暑苦しい夏の夜にクーラーは欠かせませんが、軽い素材のネックウォーマーがあるので就寝中に利用するのがおすすめです。夏でも要所は冷やさないのがクールですね。
まとめ
今回の首を温めるは、首からのアプローチで腸活を制するです。どうしてもお腹を温めるような直接的な方法ばかり注目しがちですが、自律神経の要所である首のケアは重要です。
体の仕組みを知ると位置は離れていても理論的でかつ効果的な腸活ができますね。寒い冬も暑い夏も首を冷えから守って、腸内環境UPしましょう。