枠、馬場、展開から穴馬を発掘する新時代の競馬予想&情報ブログ

【本】早見和真さん著『ザ・ロイヤルファミリー』がとても面白かったという話からの有馬記念対談。

バチェラー3の友永さんって誰かに似てると思ったんですね。それで、少ししたら中日の大島だと気づいたんですが、ネットで調べても同じことを思っている人が誰もいませんでした(涙)。なんなら中日の大島とキムタクを混ぜて半分にしたら友永さんになると思うんですけど、どうですかね? ちなみに田尻さんが好きですが、そんな話は置いといて…。

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改めて、そんな話はさておき先月ですかね、ある小説を読みました。テーマはズバリ、『競馬』です。

早見和真さんの『ザ・ロイヤルファミリー』

競馬好きの小説家といえば、今や馬主でもある浅田次郎さんが浮かびますが、この本の著者・早見和真さんも大の競馬好き。先日競馬場の達人にも出ていたのでご存じの方も多いかもしれません。

どんなお話かというと、本編の主役は馬主、正確にはレーシングマネージャーの栗須栄治。テーマは”継承”。競馬も血統の継承という欠かすことのできない大きなテーマがありますが、それだけではなく馬主や騎手、またそこにかかわる家族などが、かなりリアルに、本当にリアルに出てきます。

いろいろ書くとネタバレしてしまうので、是非詳細は本編で読んでいただきたいのですが、シンプルに言ってとても面白かった。馬の成績やローテ、適性の話などとにかくディテールが凄い。表現が正しいかわからないんですが、スキがないんですよ。あれ? これ実際の競馬だと少しおかしくない? みたいなところが本当にない、このリアリティーは凄いなと。

何より、上手く言えないんですが、自分がこの世界の中に参加しているかのような錯覚を覚えるんですね。一緒に戦っているような…。普段は外から競馬を見ている立場であるわけですが、これを読んだらちょっと実際の競馬の現場にかかわってるみたいな気がして、とても興奮しました。

それと当ブログの読者ならわかるであろう、端々に含蓄ある言葉が出てきます。

例えば作中に出て来る調教師が語る言葉、

「(前略)競馬ってさ、当たり前だけど十八頭立てのレースなら十七頭が負けるんだよ。どれだけ調教師が準備して、どれだけジョッキーが上手く乗って、馬の実力が足りていたとしても、展開一つで大敗することだってあり得るんだ。(以下略)」

本当にそうなんですよね。逆もまた然り。だから競馬は面白い(難しい)。

競馬を実写するのって結構難しい気がしますが、これは是非映像化してほしいって思いました。

僕のイメージでは、

山王耕造=中尾彬
百合子=吉高由里子(※名前の一致はただの偶然)

の2人だけは浮かびました。主役じゃないけど…笑

競馬のコアなファンの方も、競馬のことはよくわからない方でも、楽しめる作品でしたよ。クライマックスの有馬記念、そしてラスト…。

…って、ここまでは本の感想なのですが、先月、そんな本をちょうど読んでいたタイミングで、なんと週刊SPA!の年末のギャンブル特集ページで早見和真さんが登場するとのこと。そして、対談をやりませんかとの依頼を頂いたのです。これが本題です。

そりゃ2つ返事でOKしますよね。

というわけで本日行ってまいりました。

ザロイヤルファミリー

テーマはもちろん有馬記念です。過去の思い出なども含めて時折脱線しつつ、『ザロイヤルファミリー』の執筆についてのお話を聞きつつ、楽しい対談となりました。

今年の有馬記念は本当にメンバーが良くて、話しがいがありますね。人気はアーモンドアイ以外だとサートゥルナーリア、スワーヴリチャード、リスグラシュー、フィエールマンといった面々かもしれませんが、ココが引退となる馬が5頭前後いますし、さらに伏兵、脇役陣も多彩でページ数が足りないほど。

詳細は是非有馬記念週に発売するSPA!本誌をご覧ください。

それにしても有馬記念の話をするようになると年の瀬が近い感じがしますね。今年も長い長い一年でありました…ってまだ終わるわけじゃないんですが…(笑)。

今週末は阪神JF、さらに中日新聞杯、カペラSもあります。カペラSには藤田菜七子騎手がコパノキッキングで初のJRA重賞制覇に挑みます。

実り多き週末に期待しましょう。阪神JFの現時点での本命候補を挙げておきます。
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そんなに捻りはありませんが、また枠を見てもう少し考えます。

 

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