寝るのが早いのはいいことだ。 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験のお母様のブログ記事で時々見かける言葉。

今日も10時に就寝しました。受験生としての自覚が足りませんね。

的なやつ。私にはサッパリ言っている意味が分からないんですよね。六年生が10時に就寝というのは極めて健全ではなかろうか。六年生の平均は10時20分ということ。遅くとも11時には寝ようよ。

遅くまで勉強すると学力が上がるかといえば、そんなことはないだろう。むしろ歩留まりが悪くなり、成績下がるよね。遅くまで塾の宿題に追われているならば、徳政令発動で寝てしまった方が、肉体的にも能力的にも精神的にもポジティブな結果になるだろう。

勉強が追いつかない→宿題に時間がかかる→就寝時間が遅くなる→余計に勉強が追いつかない

デフレスパイラルに陥っていくわけだ。だったら計画の立て直しが必要だ。遅くまで勉強してツライ想いをして、結局身に付かず疲労だけが残る。

やってもやっても、出来るようにならないんです的な話は多いじゃない。それってやり過ぎだからじゃない?やれる分だけやれば積み重なるのに、やり過ぎるから積み木崩しになっているんじゃない?
私が親なら、10時以降に勉強することは厳禁にするね。絶対にやってはいけないルールにする。塾にはその旨伝えて、宿題がやれない可能性があることをあらかじめ宣言しておくわ。

お父さんもお母さんも、子供の頃はそんなに遅くまで頑張っていた?賢いDNAを持っている諸兄姉ならば、早寝だったんじゃないですか?

日本人には長時間労働を勤勉で美徳とする文化があるが、それを小学生にまで適用しようとすることはあり得ないな。
遅くとも11時までには就寝する。それ以上に詰め込む計画は、非効率でうまくいかないだろうよ。

いくた