子宮頸がん治療回想録とゆるゆるな玄米菜食と日々の暮らし

2020年12月、念願だった中古住宅を手に入れることが出来ました。アラフィフ、シングルのがんサバイバーです。淡々としぶとく生きていく。そんな自分を楽しみながら暮らしていくブログです。

道徳ってなに?

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http://shimizumari.com/fuwa2li

 

 

 

ある勉強会に出席した。

そのメンバーの中には、中学校の英語の先生をやってらっしゃる方がいる。

年齢は私とあまり変わらないだろうか。

その先生は、決して、生徒に対し厳しいだろうなっていうイメージではなく、謙虚さが感じられるやさしい雰囲気の女性だ。

最近の学校の様子や教師としての悩み、いくつかのお話を聞けた。

 

 

こないだは、登校してこない生徒がいたため、周りの女子生徒に

「何か知ってる?」と聞いたところ、その行為が後々

「先生に責められた!」と変換されていて、学校に電話をよこしてきた母親がいたそうだ。

一言の質問で、こんなに大袈裟になるのは、何故だろう。

 

「先生は聞き方が悪かったんですかね」と首をかしげる

 

 

別件でも難癖をつけ、電話をかけてくる母親もいて、どう対応すべきか、悩んでいた。

年度がわりの時、以前の担任の先生からも、毎年何かしらクレームを言ってくる母親なので、気をつけるように引き継ぎされたらしい。

モンスターペアレントか。

 

 

 

 

4月頃からか、とにかく頻繁に学校中の「生徒のモノ」が無くなるという。

その無くなった「生徒のモノ」は、いつも、どこを探しても見つからないという。

例えば、最近では制服のスカートが入ったバックが、部活の時間になくなった。

もちろん、生徒たちに聞いても知らないと言う。

そこらぢゅうのゴミ箱を漁っても、でてこない。

校内放送をながし、最終的には学校中を探した。

全く、どこを探しても見つからない。

 

探すのは教師だと言う。

 

今時は、校内で無くなったモノを探すのは、先生なのだ。

それが、その学校の校長先生の意向だと。

それから、無くしたモノの生徒の担任は、大変で4度5度とその生徒宅へ見つからなかったことからか、謝りに行ったらしい。

 

 

学校が、サービス業と化しているみたいだ。

 

そもそも生徒のモノは自身のモノで、自分自身で管理するものではないか?

それが、いじめで、所有物を隠し困らせるという仕打ちであれば、諸々の難しい課題が出てくるところから先生たちが奔走するのだろうか。

 

 

 

道徳の授業は1年間に35時間あるが、授業内容について

何をやったらよいか、また道徳の評価をどうすればよいか、他の先生たちと困惑していると言う。

生徒に、あるものを読ませて、感想を書いてもらうがそれをどう評価して、どう成績をつければよいかと、悩んでいた。生徒たちについては、いつ自分が「いじめ」のターゲットになるか分からないから、何に対しても余分な発言はしないそうだ。

「生徒たちは教室で、仮面をつけて座っている。

みんななんか、疲れちゃってる。」

先生は、そう言っていた。

こうして、ストレスの上に植わっていった、少しイビツな社会性を持って、大人になってくのだろうか。

 

 

 

 

 

私は子供がいない。

親御さんや学校の先生たちが、子供たちに配慮すべきことなど想像が出来ない立場で、こうゆうことを言うにはおこがましいが、子供の社会は、大人の社会に反映されているのではと思う。

 

今は、生涯で2人に1人が癌になる時代といわれているけれど、ひっくり反して言えば、2人に1人が癌になる社会、生きにくいストレス社会を生きていると言える。

「病気の7割は心因性のもの」

と言う人もいる。

身体と心は、密接につながっているのだ。

今の時代、経済的に豊かで、より便利で快適な生活があるにもかかわらず「ストレス社会」ともいわれている。

ますます激しくなる競争社会や管理社会。

現代人は多くのストレスを抱えて、それが原因で「こころの病」にかかる人が増えている。

生涯、うつ病になるにも5人に1人といわれている。

 

何にしても考えさせられる課題だ。

 

 

 

 

 

 


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運転中に、この並んだ数字がぱっと、目に入った。

すぐに、脇に停止させ、激写。

すごい瞬間。

 

このマイカー。

新古車で、最初5千キロで購入。

もう8年目かな。

そろそろ買い時。