そこのお前が外資系企業にいる理由
そこのお前が外資系企業にいる5つの理由を書き連ねてみたので今日は書いておきます。
ここに書いてあることはそこのお前が勤務する上での実感ベースで、「外資系企業」というよりは「そこのお前がが務める会社」にいる理由です。
今、会社にいる上である程度心地よいなと思うのは下記の5点です。
-
面白いから
-
自分を中心としたキャリア構築ができる
-
実力・成果の応じた報酬・待遇の還元がある。
-
学歴差別、学閥等、上下関係、慣習等の縛りが少ない
-
日本人も日本外の環境で普通に戦っていけるっていう状況を身近にしたい
この5つです。
順を追って説明していきます。
面白いから
何と言ってもこれにつきます。
なんだかんだで仕事が楽しいのです。
イヤだったらもっと違う企業に行ってたんじゃないかと思います。
普段仕事をするにしても、ああせい!こうせい!と型にはめられることなく、論理と数字に基づいて行動することが許されるので、“自分”が仕事をしている気がして気持ちがいいです。
自由度が高く、自分が決断したという状況を作りやすいわけです。
ただ指示され、やらされている状態でない状況をキープできるのは非常に精神衛生上好ましいなと思っています。
思い通りにいかないことがあっても、自分で何とかできるかもしれない余地が残っている。
失敗しても取り返せる余地も残されているし、すぐに梯子を外されないで済む環境にいます。
全体を覆う「何も変えたくない雰囲気」や「現状を維持する圧力」が少ない環境のため、常に新しいことに取り組むことが奨励されるため、日々何かを進めている気がするのです。
自分を中心としたキャリア構築ができる
これも非常にシンプルですね。
特に若い時期に自分がどうなりたいか、どうすべきかを尊重してくれる環境があることが重要です。
全部の外資系企業がそうであるというわけではありませんが、そこのお前の勤務先は非常に柔軟な対応があります。
管理職以上を目指す人には管理職以上のキャリア構築を奨励します。
これにより、会社の都合で部署を転々としたり、拒否する選択肢のない異動をさせられる可能性を低く抑えることができます。
スペシャリストとして専門性に特化を目指す場合にはそのための待遇が用意されています。
従業員の均質化は目的とせず、従業員の特徴に合わせて業務内容やアプローチの仕方を変えるやり方を取ります。
専門職に特化したキャリア・管理職を目指すキャリアそれぞれに色を付けることを良しとする文化がありますので、様々なロールモデルに触れることができます。
実力・成果の応じた報酬・待遇の還元がある
特に若手の時に得する部分です。
ダメだった場合、ボーナスをマイナスにされることもありえます。
ですが、いい場合は年齢にかかわらず、昇給・昇格等を積極的に行っていきます。
若手の世代で年上の給料を抜くこともざらにあります。
逆にいくつになっても油断はできないという側面はありますが、特に若い時はそのリスクはないので行けるところまで行けます。
通常の日系企業の給与上昇曲線よりも早い上昇曲線を描くことができます。
この分で先取りした後に日系企業や他の企業に移籍しても悪くはないのです。
キャリア全体の中で駆け出しのころに所属する意味はあると言えます。
学歴差別、学閥等、上限関係、慣習等の縛りが少ない
正直、そこのお前にはこれがありがたかったです。
誰も学歴なんて気にしません。
これが黄金の出世コース!なんて決まったルートも存在しません。
東大からこの部署に入って、この業務を歴任して。。。。
とか慶応卒、早稲田卒が出世しやすい会社だ。
なんて、わけのわからないしがらみに溢れた企業は日本企業の中にはあるようです。
まぁそれはそれでいいです。
それが企業のカラーであり、企業が望んでそうやっているなら、それで社会に迷惑をかけない限りで好きにすればいいです。
ですが、中で働くことを考えた時にそれを気にするのは不毛としか言えません。
大学のたった4年間で人生の残り全てに影響するという思考回路はいまいち理解ができません。
会社に入ってからの10年、20年の方がはるかに大きな期間であり、可能性を秘めています。
それこそ大学4年を全て消して洗い流せるほどに変化することだって十分できるのです。
同時に会社に一定の出世コースがあるのも不思議な話です。
全員がそれをめがけて競争することが全体に資するならいいですが、正直理屈は不明です。
スター街道に乗れば幸せかもしれませんが、それ以外のキャリアに一方的に劣等イメージをつけるのはあまり健全なことではない気がします。
それこそ、どこに行ったかで人生が決まるという肩書や場所に依存する人間になるのは幸せが待っていないと直感したのですが、そういった縛りがほとんどない環境が心地よいです。
日本人も日本外で普通に戦っていけるっていう状況を身近にしたい
これはそこのお前のひそかな野望です。
大学在学時の英語ディベートでの惨敗経験が忘れられず、日本人が海外に出たとたんに小さくなってしまうことが苦痛でした。
海外に対して抱くコンプレックスや複雑な心情が極力少なく成ったらいいなぁと常に思っています。
海外に出るハードルを低くし、みんな普通に海外でもやっていけるじゃん。って思える世の中になったらいいなぁと常々思っています。
これのために外資系企業で虎視眈々と海外ポジションを経験し続けることを狙っているのです。
以上5点がそこのお前が会社にいる理由です。
外資系企業
派手なイメージや給料がいいとか激務とか実力主義などのシビアな世界観が先行しがちですが、その実、非常に様々な生き方があります。
超絶実力主義の企業、個人を徹底して尊重する企業、個性的な世界観を持つ企業から、ものすごくまじめで淡々とした企業まで。。。
ただ、中に入ってみると案外生きやすい場所があります。
日系企業でのキャリアに行き詰まりを感じる人は一度経験してみるといい刺激になることもあります。
外資系企業は会社に尽くすものではなく、会社を利用するものぐらいに考えてキャリアの中でのステップとしてみてはいかがでしょうか。
そんじゃね