茎わかめの中華風和え物

春は「わかめ」が美味しい季節

一年中スーパーで見かけるわかめですが、とれたての「生」が食べられるのは春だけですね。女王は海藻類が大好きで、この時期は毎日のようにわかめが食卓に上がります。それも葉の方より「茎わかめ」がメイン。今日は女王の厨房でよく作る中華風の和え物をご紹介します。

旬の「茎わかめ」を使った和え物

茎わかめとは、読んで字のごとくわかめの茎の部分。塩蔵や乾燥のわかめには入っていませんよね。葉と茎では分けて売られていることが多いです。スーパーの魚コーナーに、こんな状態でウェイティングしてますが、「自分で調理したことない」という方もけっこう多いみたいです。もったいないわ、安くて美味しくて栄養豊富なのに。

きっと下ごしらえがよくわからない、ということなのでしょうが、なんのことはない、茹でるだけです。ざざっと水洗いして、適当な大きさに切って茹でます。時間は1~2分くらいでしょうか。さーっと色が鮮やかなグリーンになるのが楽しいです。

このまま斜め切りにしてポン酢をかけたり、サラダに入れたり、炒め物や甘辛煮にしても美味しいのですが、今回はちょっとだけ手間を加えましょう。

縦に裂くと食べやすくなります

わかめの茎はしっかりとした繊維があり、こうして縦に裂けます。チーズでこういうのありますよね。あの要領でせっせと裂いていきましょう。爪の先で茎の真ん中あたりをぐっと引っ張るとうまくいきます。

全部裂いたらこんな感じ。ワンパック200円弱の茎わかめで、小鉢に8つぶんくらいできます。なんてコスパがいいおかずでしょう。

調味料はこのラインナップで

裂いた茎わかめに味付けします。これは好みでよいのですが、女王はいつもこんな感じ。

ごま油・すりごま・金ごま・鷹の爪・ポン酢・XO醤。ごまが2種類あるのは、すりごまで香りを出し、金ごまで見栄えとプチプチ感を出すためです。めんつゆで味付けしたら、和風になってそれもまたよさげです。

健康にもいいのでたくさん召し上がれ

これを冷蔵庫で2時間ほどおき、途中で一度かきまぜつつ味をなじませます。ちょっとグリーンが渋くなっちゃいましたけど、味はばつぐんです。わかめのしゃきっとした繊維がたまりません。裂くの面倒だわという、エリートな手抜貴族の方は、どうぞ斜め切りでお召し上がりくださいませ。その場合はコリコリな口当たりになります。