昔、
高校生くらいの頃に
「星の王子さま」を読んだとき、
内容がさっぱり理解できませんでした。


今になってわかるものもあって、
そのひとつが
王子さまが紅い薔薇を持っていて
「素敵なぼくの紅い薔薇」
だったのですが、 
それが、ありふれたふつーの薔薇だと知ったとき、

あれほど輝いていた薔薇が色あせてつまらないものに見えた


と、いうやつ。


希少で貴重だから愛するのじゃなく
薔薇それ自体を愛して欲しい





星の王子さまの作者は飛行機乗りで
二次大戦の時に乗っていた飛行機が
帰ってこなかったんで
多分、太平洋沖で墜落したのだろうな、
という「だろうな」だけで
遺体も見つかっていないのだけど



昔こーいう話ばっか読んでたのだけど老眼になってから本読めなくなって2のまとめばっか見てました。



皮肉な話。


もう、何回も書いてるけど
私の周りでウチだけ旦那がIT系。
他はほぼほぼ肉体労働系。
だから、周りの女達は自分の夫の職業を見下し
あまつさえ、
頭脳労働の男に乗り換えようとして失敗してたけど、


なんで夫を愛さないのかと思う。
パソコンの前に座っている夫なら良くて
泥や埃や汗で汚れる夫はなぜいけないのか
私には理解出来ない。


私が夫だった人と出会ったとき、
彼はまだ学生だったからどんな仕事に就くかわからなかったけど
夫がまだ運が良かったと思うのは、ITの仕事に就けた事だし、
長男も同じような職業に就くだろうけど、
それをラッキーと思う理由は、所詮第一次産業を見下してるからじゃなくて、
旦那も息子も肉体労働に従事する体力が無い
からで、


夫が前の仕事を失ったとき、
警備員でもやろうかと口に出した時に
やめとけ
と言ったのは
毎年毎年恒例に年末にうんこふんばってトイレで失神してどたーんとすごい音立てて倒れてる人に警備員は無理
と、判断したから。
IT企業の妻が良くて警備員の妻が嫌とかなわけじゃない。



もっと言えば
植木職人だった舅はもっと稼いでて
舅が亡くなったら生活が破綻して離婚に至るくらいには、夫の弟夫婦に金銭的援助もしてた。
それこそ跡を継いで自営で植木屋やったほうが儲かるけど(ウチの次男とかはそのほうが活かす道になったかも)、夫も長男もどんな植物も活かすという緑の指は持っていない。
更に植物のセンスが無い。



長男も中学生の頃に運動部の部長だったけど
過度のストレスで杭みたいな一本グソがトイレに立って流しても流れなかった、
くらい、体調に反映するのに


肉体労働が出来るわけがない。



優秀なご主人、優秀なお子さんとか羨まれるけど、
夫も長男も、ストレスが嵩じると速攻浮遊霊を背負って帰宅するくらい
トゲトゲした電気を放電し厄災を引っ掛けてくるんで処理大変なんだけど



そーいうのを知らないから羨むんだよなあと
思うです。


肉体労働を低く見てるから就かせないのではなく、
肉体労働に従事する体力や精神力がウチのおとには無いと、だから今の仕事にしがみついて生きなきゃならないという、すごく泥臭い生き様なんだけど


人にはそれが理解できないようだと思う。



武者小路実篤だったか、

この道以外に我を活かす道なし
この道を行く

という言葉を残してたけど
たまたま文学だからなんかステキな言葉に聞こえるけど、


これしかないの覚悟はわりとキツかったりするよ。、それがダメなら死しかない、の覚悟だから。


ポイント消費でコーヒー注文したらば
ひとつは粉だったけどひとつは豆でした。
ウチ、豆挽き無いのよ。困った。
こないだの、シャンプーとコンディショナー間違えたもだけど老眼進んでます。



神にすがるより覚悟しれ、と神仏も仰っておりますが、私は甘い汁も大好物です
とか書くから頭はたかれるww