少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

ひどい指導者でした!監督失格。

可能性をつぶす指導者

こんにちわ、先輩監督に言われた言葉で印象に残っているものがあります。

野球少年にとって監督とは

「親、先生、その次に影響力がある大人」

なんとなく深い。

小学生にとって、他人の大人が真剣に

結構熱く、指導(怒鳴ってる)ってかなり印象にのこりますよね

いい意味でも、悪い意味でも。

 

・いきなり大きな声で指示されたり

→(子供にとっては怒られてる)

・ミーティングで指導されたり

(子供にとってはつるし上げ)

・教えた通りやれ!何回もいわせんな!

(子供はいわれた通りやってるつもり)

という事がグランドで多発してるんではないでしょうか。

大人側の感情は

こんなに熱く野球を教えてやってる!

それなのに、お前たちは!!勝手な事ばかりして

言われた通りやれよ!!!

言葉に出すか出さないかは別として

心の中ではこんな思いがあるのではないでしょうか。

 自分自身はどうなのか?

改めて考えると、1回指導されて出来るようになったら

プロになれますよね。自分たちだって出来なかった事を

子供たちに一発で成功させようなんてちょっと無理があります。

私も昔はその傾向があったと思います。

ひょっとすると今も。。。と毎日、自己反省の日々です。 

親・先生に次ぐ影響力をもつ大人として

選手達の人格形成時期、良い時間を良い大人と過ごせたと思ってもらえるように

したいと思います。

 

 

可能性を摘む指導者!

自分の中で、指導する心構えとして

「否定をしない」を心がけています。

子供たちはプロ野球メジャーリーグ、もしくは

まんがのヒーローにあこがれて、「自分もやってみよう!」と

期待に胸を膨らませてグランドに来てくれます。

なので、やりたい事、実現したい事の手助けをするのが

指導者の役目だと思っています。

まんがの世界の超剛速球を投げたい、

超特大ホームランを打ちたい、

プロやメジャーのような華麗な守備をしたい、

と思っています。

ところが、可能性を摘む指導者(大人)は多くいます。

「基本が大事」という謎のキーワードを武器に

その大人は子供の可能性をつぶしていきます。

今は少なくなっていますが

メジャー選手のまねをしてアッパースイングで

打撃練習をすると

「上から下、上から下!これが基本」といって

ダウンスイングを徹底する大人。。。

守備練習で逆シングルで捕球すると

「正面、正面。しっかり回り込んで正面が基本!」

さらに、「正面で入って体で止めろ!体で止めればヒットにならない!」

よくある指導だと思います。

ちょっと待ってほしい。逆シングルで捕球してしっかり送球すれば

エラーにもならないし、ヒットにもならない。アウトが増えるプレー。

なのに「正面で体で止めろ!」とは???

アウトを取らなくていいの?エラーでもいいの?と思ってしまいます。

ダブルプレーは無理

さらに、「ダブルプレーは小学生には無理!」と決めつける大人。

「中学、高校になってからやればいい」と言われた事があります。

本当ですかね、、、

 

捕球体制、持ち替え、ベースへの入り方、ダブルプレーのトスの仕方

送球の仕方、しっかり教えてあげて、実際に練習してみれば

小学生もできますよね。

「こんなに素晴らしいプレーが自分たちもできる!」と思って

チャレンジすることで可能性を広げることが

指導者の役割だと思います。

 可能性を広げる指導者になりたい!!

具体的に心がけていること

・ミーティングで選手が発言した事は同意する

・選手が暴投や三振をしても「ナイストライ!」「ナイスチャレンジ!」

・逆シングルで捕球した選手には「メジャー選手みたい!」

・ファインプレーをした選手には「坂本よりうまい」

・ダラけてるプレーに対しては

「それ本気か?ウソ気やな、お前の本気はそんなもんじゃないよな」

・練習最後、選手への挨拶は「ありがとうございました」

(今日も一緒に野球をしてくれてありがとう!の思いを込めて監督から選手にも言います)

怒鳴っても同じ練習内容

褒めても同じ練習内容

どちらが成長するか???わかりますよね。