少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

勝利と育成 (少年野球)

私は学童野球と言えど、「勝つことに意味がある」と考えています。

「小学生に勝つ事を優先するのはどうか・・」

「野球の楽しさを教えるのが先だろう・・」

「厳しくやって野球が嫌いになったらどうするんだ・・」

「だから野球人口が減るんだ・・」

などなどの声が、特にここ最近多くなっていると思います。

 

それぞれ議論をすると長文になってしまうのですが、

できるだけ短く、わたしの持論を展開します。

 

「勝利優先=楽しくない」「勝利優先=厳しい(スパルタ)」

この考え方が少し違います。

「勝ったけど、監督やコーチからぼろくそ言われて楽しくない」

これが世間一般の少年野球へイメージだと思います。

 

わたしが目指すのは

楽しい=勝利 厳しくない=勝利 これもアリと考えています。

「負けたけど楽しかったね」ということもあるかもしれませんが

「勝ったらもっと楽しい」もある。

 

さらに、私は小学生と言えど子ども扱いしません。

野球選手扱いしています。

グランドに立ち、チームとして仲間と戦う以上

選手として尊重した対応をしています。

 

なので、間違ったプレーをしても

子ども扱いして、「俺の言った通りしろ」とは言いません。

「こういう選択もあるで」「こっちの方が良かったかもな」

「その選択も間違いじゃないで」というニュアンスで伝えます。

 

ということで勝利を目指して戦っています!!

 

で、ここから本題です。

勝利優先なので上手い選手9人を固定して戦うか?というと

答えはノーです。

育成をしながら勝利を目指します。

なぜならば、育成をしないと連勝ができないからです。

ベストメンバー9人で連戦連勝できるのならば

それで行くのですが、ダブルヘッダーが2日連続となると

心身ともに疲れが出てくる。

そうなるとマンネリ、モチベーション低下、などで

心のスキ、体力のスキが生まれてきます。

そこで気の抜けたプレーで敗戦。

最悪はケガを誘発。なんてこともあります。

 

多くの選手が試合に出てもレベルが下がらない。

これが本当に強いチームだと考えています。

スタメンが毎試合変わることで

選手も緊張感が保てます。

 

ということを続けていると

我がチームの代表からは

「相手チームの実力に合わせた試合しすぎ」と注意を受けてしまいます。

もちろん、選手層の底上げ、経験値を上げるという目的を理解してもらっています。

一方で「勝つこと」を重要視してる私のポリシーも理解されているので、

だったら勝てよ、という皮肉も含まれているのだと思います。

 

勝ちながら育成するって難しいですね。。。