少年野球監督日記

学童野球監督歴6年 優勝目指して熱い戦いをするぞ!

勇気のあるプレーとは

ここ一番、元気に思い切ってやった方がいい。

同点の場面、最後は強い気持ちの方が勝つ。

迷ったら前へいこう。

中途半端なプレーはやめておこう。

勝負どころで、消極的なプレーをするくらいなら

思い切ってやってエラーのほうがいい。

チャレンジしてエラーは仕方がない。

などなど、プレーの良い、悪いは

ポジティブな行動か、ネガティブな行動かで

判断される事が多いと思います。

 

さて、勇気のあるプレーとは本当にそうでしょうか?

例えば、最終回の守備1点差でリード。ツーアウトランナー3塁。

カウント2ボール2ストライク。バッター4番。

ここは「全力で腕を振って投げ込もう!」

たしかに勇気がいる、闘志をもやしてやっている。

ポジティブなチャレンジでいいプレーです。

しかし、勇気があるプレーとは思いません。

 

わたしなら、勇気をもって、「アウトコースのボール球で勝負」

全力でストライクゾーンへ!なんてとんでもない。

もしもコントロールミスをして真ん中へ行き

ホームランならサヨナラです。

1塁ベースが空いているのなら4番は四球でも良い。

くらいの強い気持ちで勝負してほしい。

追い込まれているのは攻撃側。

ストライクを投げる必要はない。

ボール球を投げるのも勇気が必要です。

四球になったらどうしよう。

逆転のランナーが出てします。

など不安もいっぱいです。それでも自分を信じて

投げ切ってくれればいい。ただし、一番打ち取れる確率の高い方法で。

 

これを深く理解している投手と

そうでない投手はやはり監督の信頼度は違います。

 

ストライクゾーンという狭い視野で闘うのではなく

大きな視点でグランドを見て、

どの打者と対戦して

1試合21個(学童は7回)のアウトを

誰からどのように取るかを考えれる選手は強いですね。