中学受験　大学付属校を志望の人は見ない方がいいかも！？

いつもお読みいただきましてありがとうございます。

中学受験カウンセラー野田英夫（のだひでお）です。

大学付属校の入試問題と難関進学校のそれとは違うことをご存じでしょうか？

多くの保護者は知らないと思います。

だって、この違いを知っていたら、
大学付属校を志望しているのにサピックスや四谷大塚などに通わせませんよ。

サピックスや四谷大塚などの大手集団塾の勉強は、
大学付属校向けではありませんからね。

大手集団塾の勉強というのは、
御三家などの最難関進学校向けの受験勉強なんです。
大学受験で考えたら、

全員が東京大学を目指して受験勉強しているようなもの。

難関進学校を志望するならいいですが、
大学付属校を志望しているならかなり遠回りとなってしまいます。
そして、子どもに大きな負荷を掛けていることになります。

さて、
ではどうして、大学付属校の入試問題と難関進学校のそれとは違うのでしょうか？

大別すると、
〇大学付属校の入試問題・・・基本問題が多い
〇難関進学校の入試問題・・・応用問題が多い

どうしてこうなるのか？

大学付属校には、系列の大学が存在しますよね？

一方の進学校には、系列大学が存在しませんよね？

大学受験が、あるか、ないか、ここが大きな違いとなってきます。

大学受験のある進学校では、
難関校になればなるほど、
大学への進学実績がその学校の評価を決めることになります。
保護者だってそれを期待しているわけです。

東大に何人合格した？

早慶は？

医学部は？

というようになるわけです。

難関進学校の評価は、大学の合格実績で決まります。

そして、これによって入試問題に影響が出るわけです。

6年後の大学の合格実績を考えたとき、
学校側としては、どういう生徒に入学してもらいたいでしょうか？

6年後、難関大学に合格できそうな優秀な生徒に入学してもらいたい、
そう望むのではないでしょうか？

だから、難関進学校の入試問題は難問が多くなる。

6年後の大学入試で難関大学に合格できる素地のある子に入学してもらいたい。
それの判断材料として、入試問題は応用問題ばかりになる。
論理的思考力を問い、6年後の大学入試を占うのです。

では、一方の大学付属校はどうでしょうか？

系列の大学があるため、
基本的には推薦で大学に進学するため、大学受験はありません。

6年後の大学入試を占う必要がありません。

だから、入試問題を難しくする必要がありませんよね？

以上の理由により、
大学付属校の入試問題と難関進学校のそれとは違うわけですね。

　　　　では、また！