小日向白朗学会 HP準備室BLOG

小日向白朗氏の功績が、未だ歴史上隠されている”真の事実”を広く知ってもらう為の小日向白朗学会公式HP開設準備室 情報など

伊藤暗殺の背景・・・宗方小太郎日記から(追記)・・・キッチナーに紫禁城の秘宝が暗殺当日に贈られる??

2024-04-25 | 小日向白朗学会 情報
 宗方小太郎日記から伊藤暗殺の1か月余り前の部分を見ると次のように記載されている。
九月四日 
大雨。午前井野に抵り,帰途領事館に至り,十一時帰る。佐原来訪。海軍々令部に南北清旅 行日程を送り,外に安村,伊集院に復書す。東京西田善蔵,波多博,奉天赤松慶太に復書す。安達謙蔵,名和少将の信至る。名和氏より暗号電碼を送来。

九月五日 
晴。日曜。安達,野満,亀雄,名和少将に復書す。香港赤松宗衛,大連森茂に復書す。高島 醇来訪。昨日帰来せりと云ふ。其厳君の信を携へ来る。是日雷鳴電撃天地晦冥,大雨注ぐが如く,白 日燈火を点ずるに至る。

九月二十一日 
晴。朝神崎正助を訪ひ小談,帰る。海軍々令部より北清行の旅費三百円を送り来る。外 に沿岸紀要,交通  を送来す。井手来訪,六時根津の招饗に豊陽館に赴く。同座は井手,白岩,及 余の四人なり。十時辞帰。中島,佐々布,高島来訪。』

 前回(4月24日当ブログ)、宗方小太郎日記の伊藤暗殺日の記載を紹介したところ、下記のような資料提供とコメントがあった。ありがたいことである。海軍嘱託の宗方小太郎~大英帝国キッチナー元帥のつながりが伊藤暗殺をキーとして浮上してきたようだ。なお、9月4日に閔姫暗殺の張本人である安達謙蔵からの手紙にはいったい何が書かれていたのか、翌5日の返信に宗方は何を書いたのか…興味あるところである。

『紫禁城秘宝目録に次の記載あり。この時紫禁城の秘宝は奉天にあった。 
於宣統元年九月一三日総督錫良巡撫程徳全奉遵綸旨提出二件送英国元帥希基拉将軍「内二件、宣統元年九月一三日に総督錫良と巡撫程徳全、綸旨を奉遵してイギリス元帥キッチナー将軍に贈る」

宣統元年九月一三日とは1909年10月26日、伊藤が暗殺された当日である。
(文責:吉田)
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小池百合子東京都知事という政治家の悪行はディプロマミルだけではない

2024-04-25 | 小日向白朗学会 情報
 小池百合子東京都知事は悪辣な政治家であることを取り上げてきた。近年では、与党勢力の分断と壊滅を頻繁に行ってきた。それについては(2023年11月26日)『宗主国アメリカからみた現地政権「自由民主党」の衰退と荒廃 -アメリカの意向は「自衛隊海外派兵を可能にする」政権に再編すること-』に詳しいので、一部を再録する。
『……
唯一、アメリカが協定の延長に不安を抱えた政権があった。それは鳩山由紀夫の時である。鳩山はアメリカに対等な立場を要求したことから、アメリカは自衛隊を安定的に傭兵として利用することが難しくなることが十分に予想された。
そこでアメリカの意をくむ外務省は、日米防衛委員会に出席した須川内閣官房専門調査員、船越外務省日米安保条約課長、芹澤防衛省日米防衛協力課長が「「恒常的に訓練を行うための拠点との間の距離に関する基準」として「六十五海里以内」」とする偽文書を作成し時の鳩山政権を窮地に貶めて、鳩山は政権を崩壊させたことは周知の事実である。
 政権を降ろされた理由は、やはり、鳩山内閣アメリカの安全保障にとって最も好ましくない政権であったからである。その後、「対等な立場を要求する」政権を崩壊させるとめ刺客として利用したのが財務省と連携して消費税増税をすすめて野田佳彦元首相だったのだ。
 最近、野田元首相は、頻繁にマスコミに登場して、消費税の正当性を主張しているが、その動きはアメリカが考える「極上の特権を献上し続ける」政界に再編成することに同調するだけではなく、積極的に推し進めるアナクロニズム(anachronism)以外の何もでもない。
 その後の民主党であるが劇的な政界再編劇が起こす。
 安倍晋三政権が、平成29(2017)年に森友学園問題及び加計学園問題で窮地に陥ると「国難突破解散」と称して同年9月28日に衆議院を解散した。絶対絶体絶命の危機の陥った安倍晋三を助けたのは、幸福実現党と深い関係がうわさされていた小池百合子であった。小池は同年9月25日に「希望の党」の結党を宣言した。小池が発表した新党の政治理念として次の三つを掲げた。
(1)希望の政治
(2)希望を守る環境・エネルギー
(3)憲法改正の三つであった。
これに同調した9名の民主党国会議員(衆議院議員木内孝胤(比例東京)、長島昭久(比例東京)、細野豪志(静岡5区)、松原仁(比例東京)、笠浩史(神奈川9区)、若狭勝(東京10区)、参院議員は行田邦子(埼玉)、中山恭子(比例)、松沢成文(神奈川))が合流することになった。これを受けて、同年9月26日夜、小池百合子、民進党代表前原誠司、連合会長の神津里季生の三者は極秘に会談し、民進党と希望の党の合流することを協議し、最終調整に入ることで合意がなされた。同年9月28日に野党第一党であった民進党は希望の党へ合流することを決定した。その時の踏み絵が、10項目の政策協定書であった。10項目の踏み絵を飲むことができない民主党議員は同年10月3日には立憲民主党することになった。

 小池が三番目に掲げた憲法改正であるが、日本は国家主権がない中で憲法を改正するということであって、それは、日本を永遠にアメリカの属国とすることである。小池は、日本がアメリカの属国であることを言わず、あたかも日本が主権国であるかの如く思わせる非常に狡猾な方法を使い、民主党を分割して、弱体化した自由民主党が下野しないように野党分断を図った。これも「国家主権をアメリカに献上する」政権党が下野することを恐れたアメリカの意向であったと考えて間違いない。
……』
 そうなのである。
 小池百合子東京都知事は、自民党の補完勢力であるだけではなく、重要な役割を担っていた。その役割とは、野党を分断させて、野党勢力が再び結集して自民党に対峙することを阻止する役割を負ってきた。その野党側の中心にいたのが前原誠司「教育無償化を実現する会」代表であった。この二人の策動により、野党は四分五裂し、現代にいたるも野党勢力の結集を阻止して自由民主党に立ち向かう勢力にならないことからも明らかである。
 つまり現在の野党の体たらくは、小池氏と前原氏の責任なのである。そして、そのあとを引き継いで、万年野党であることを願うという亡国の政治家が財務省の協力者であり陣中の虫、立憲民主党野田佳彦元党首なのである。
 幸いにも東京15区補欠選挙が行われたことを機に、小池氏のディプロマミルが再燃し、今度ばかりはその政治生命が終了するであろうと噂されるようになった。国民および東京都民にとって慶賀すべきことである。
 これを機会に立憲民主党執行部と野田佳彦元党首を排除して「日本の主権をアメリアに売飛ばすことで延命してきた」自民党を終焉させるための管理内閣を組織することをすすめるべきである。ただし日本維新の会と日本保守党は、「日本の主権回復」を言わず「憲法改正」を主張していることから自由民主党と同じ売国政党であり、消滅する自由民主党の代替え政党なのである。そろそろ、国民をだます巧妙なレトリックに気が付くべきであろう。(寄稿:近藤雄三)
【参考】
・(2024年02月03日)『小池百合子東京都知事による東京メトロ株売却は政界復帰の持参金!!
・(2023月12月10 日)『前原誠司新党と小池百合子東京都知事の陰謀 -その手口は「教育無償化政策」での保身と分断-
・(2023年11月26日)『宗主国アメリカからみた現地政権「自由民主党」の衰退と荒廃 -アメリカの意向は「自衛隊海外派兵を可能にする」
政権に再編すること-

・(2023年09月22日)『PFAS汚染は首都を直撃する!? ―首都を守ることもできない自由民主党政権に国防を語る資格はないー
・(2023年09月22日)『深刻化するPFASが解決できないのは自由民主党が国家主権を売渡しているから

出所:https://twitter.com/soltme1/status/747990734943326208
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安倍晋三元総理大臣は「指揮権密約」を知っていたのか?

2024-04-25 | 小日向白朗学会 情報
 自由民主党はCIAの裏金で、アメリカの統治を実現させる政党として作られた。そのため歴代総理大臣は就任するとアメリカを訪問し日本はアメリカの忠実な属国であることを誓うため訪米していた。その見返りとして自由民主党は長期政権を許されてきた。当然、安倍晋三元総理大臣は、日本が「日米地位協定」と「国連軍地位協定」で日本の主権をアメリカに売渡したことを承知のうえで外交を行ってきたはずである。
 ところが「どうもそうではない」ということを言い出したというジャーナリストがいる。それは佐藤尊徳氏で、YouTube「安倍晋三のアメリカに対する本音 岸田はアメリカの犬!! ... 藤尊徳 #井川意高 #政経電論 #岸田文雄 #安倍晋三
」「https://youtu.be/dbaucZQGLc0?si=sFppFMc7UL1N2qFp 」で述べていたことである。「述べていた」というのは、現在では削除されて再確認することができない。おそらく、国会で「指揮権密約」が論議されたことから削除されたものと思われる。
 佐藤尊徳氏は、その中で、安倍氏曰く「どうも、日米間に階層が存在するようだ」というニュアンスで、日米間には総理大臣も知らない別の関係があることを話していた。これは安倍晋三元総理大臣すら「指揮権密約」もしくはそれ以上の密約について、外務省からその詳細を知らされていなかったことを示している。また、日本は、安倍晋三元総理大臣が暗殺されると、それまで築き上げてきたロシアとの外交関係をかなぐり捨てて、突然、「防衛三文書」を決定し軍事大国に動き出した。
 その中心にいたのは日本外務省であった。外務省の闇は実に深い。
以上(寄稿:近藤雄三)
【参考】
・(2023年09月24 日)『自由民主党という売国政党を支える売国官僚たち
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伊藤博文暗殺の日、宗方小太郎は淡々と日記をしたためた~

2024-04-24 | 小日向白朗学会 情報
 明治42年10月26日、伊藤博文は暗殺された。ここではだれが、なんのために暗殺したかは問わないが、ひょっとしたら宗方小太郎日記にはそのヒントが隠されているやもしれない。安重根などにかまけているよりはその方が近道かもしれない。その日、宗方小太郎は淡々と日記をしたためた。いつも通りの日常を記すかのように。
十月二十六日 
風雪,寒気頓に加ふ。
午前七時半結束。雪を踏で猟区に向ふ。適々井深の旧知支那の猟 夫王宝廷なる者馬に騎して来会,長七尺許の偉丈夫なり。湖上風大にして舟進まず。正午屯に帰りて 中食し,「トロ」 に乗じて奉天に帰り車站に小憩,馬車,鉄道に乗じて時報館の寓に帰る。時四時な り。三谷の信至る。
向野堅一来訪。猟装未だ脱せざるに報有り,曰く,昨日此地を発せる伊藤侯爵今 朝十時吟爾賓停車場に達し汽車を下り歓迎者の前を通過の際,洋装の一韓国人群衆中より五,六歩を 隔て伊藤公の右腹部を矩銃にて射撃し三弾を命中せしめて之を殪せり。随行の田中満鉄理事,森槐南,川上総領事傷を被けりと云ふ。
午後六時同文書院出身者,其他知人の招宴に奉天倶楽部に赴く。 余の招待と速水の送別とを兼る者なり。来会者三十八人。山田純,原口等斡旋尽力せり。九時半辞 帰。
是夜十二時四十分伊藤公の遺骸奉天駅を過ぎて南下せり。総督巡撫以下清国官憲,並に滞留中の 英国キッチナー元帥も亦邦人の在留者一同と之を奉天駅に送迎せり
海軍に伊藤公の変を報ず。 満鉄附属地以外奉天の居留民は二千三百人にして戸数六百戸有り。奉天に於ける清国人口は十七万 にして戸数三万なりと云ふ。』

 ウィキペディアに宗方のことが簡単に書いてある。それによると、1864~1923。熊本出身のジャーナリスト、大陸浪人、だそうである。佐々友房の濟々黌に学び、1893年3月大日本帝国海軍の嘱託となる。1898年11月に東亜同文会設立に参画。1907年時報(上海の新聞)の発行人となっている。
 なお、上記日記中にある向野堅一は1968~1931。福岡県直方市出身の軍事探偵とwikiには書かれている。
 その経歴から軍事探偵や東亜同文会関係者との交流は頷けようが、なぜにイギリスのキッチナー元帥が出てくるのか、たまたまいただけとは到底思えないが、その辺を含めて推理された方にはぜひその内容をご教授願いたいものである。(文責:吉田)
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麻生太郎自由民主党副総理の訪米は自民党の命乞い ―「もしトラ」がいよいよ無視できなくなった自由民主党のあせり―

2024-04-23 | 小日向白朗学会 情報
 2024年4月19日、日本経済新聞は『麻生太郎氏、22日から訪米 トランプ前大統領と面会模索』を配信した。
『……
自民党の麻生太郎副総裁は22〜25日の日程で米ニューヨークを訪問する。11月の米大統領選を控え、共和党候補に確定したトランプ前大統領との面会を模索する。議員外交を通じた情報網の構築につなげ、政府外交を後押しする狙いがある。
麻生氏は1月も訪米した。トランプ氏の拠点があるニューヨークを訪問し、水面下で面会を調整した。結果として実現しなかったものの、ロックフェラー財団の幹部や駐日米国大使を務めたハガティ上院議員と会った。
岸田文雄首相はバイデン政権との関係を強化しつつ、トランプ氏が政権に復帰する場合にも備える必要がある。
首相は19日の参院本会議で大統領選について「関心を持って注視している」と語った。「日米同盟の重要性は民主党、共和党を問わず共通の認識が存在し、選挙結果は日米関係に影響を及ぼすことはない」と指摘した。
麻生氏は安倍晋三政権の副総理として安倍、トランプ両氏の日米首脳会談に同席した。ペンス前副大統領との間で日米経済対話を立ち上げた経緯もある。
……』
 麻生太郎自由民主党副総理が訪米したということは「もしトラ」が現実のものとなりトランプ大統領が復帰した場合に備えなければならないほどに外交と安全保障は追い詰められてしまったということである。
 自由民主党は「日米安全保障条約」を有効なものとする「日米地位協定(旧日米行政協定)」と「国連軍地位協定」を締結して維持すること、すなわち、日本の国家主権をアメリカに売渡し続けることが、自由民主党の存続理由であった。
 最近では、アメリカの要請と日本国内の利権団体との利害が合致したことを受けて、莫大な外交防衛費を手に入れることに成功した。しかし、それら予算を獲得するため「六公四民」まで国民の負担率をあげたことにより、国民生活は破壊されてしまったことから自由民主党が政党として存続する基盤である国民の支持を失墜することになってしまった。一度、崩壊過程に入った政党は、マスコミを使って自主防衛、民主主義、憲法改正など多様なプロパガンダを強化しても、何ら有効な手段にはならない。自分の生活すらままならなくなった国民に、自由民主党のいう綺麗ごとは通用しなくなっているのだ。
 このことに気が付いた麻生太郎副総裁は、自由民主党が崩壊しても、これまでアメリカの日本統治政策に協力することで確保してきた外交防衛利権を失わないために、日本維新の会、国民民主党、立憲民主党執行部等と秘密裏に「第二次保守合同」を準備してきた。そして自由民主党が崩壊後に出来上がる「第二次保守合同」政党が、再び、日本の主権をアメリカに差し出すことで、これまで自由民主党が獲得してきた利権を確保するつもりでいた。
 ところが麻生太郎自由民主党副総裁の目論見は大きく外れることになった。
 予想が外れつつある原因の最大のものは「もしトラ」である。
 トランプ大統領が復帰することで、確実に実施される外交政策は、NATO解体である。NATO解体が始まるということは、朝鮮戦争を終戦とすることとほぼ同義である。
 つまり今度こそ朝鮮戦争が終戦となるのだ。
 北朝鮮は、すでにその準備に入っていて国是である「祖国解放」を放棄して核保有国としての立場でアメリカと向き合う体制を構築してしまった。
したがって次回、アメリカと北朝鮮がテーブルに着くときは核交渉ということとなり、早期に交渉は成立することになる。
 従って朝鮮戦争が終戦となることは確実である。
 それに関連して激変するのは日本である。
 日本の安全保障の枠組みは、朝鮮戦争を継続することから組み立てた法体系であることから、朝鮮戦争が終了すると法根拠が終了する。それと当時に自由民主党の存続意義もなくなり、解党する以外に残された道はない。
 ところがである。
 麻生太郎自由民主党副総裁が自由民主党を存続させて各種の利権を保持するために「第二次保守合同」を行って、日本の国家主権を差し出したとしてもトランプ大統領は確実に拒否することになる。その理由は、北朝鮮と朝鮮戦争終結を取決めても、日本や韓国が北朝鮮と敵対することを続けさせるならば朝鮮戦争を終戦にする意味がないからである。
 ここに自由民主党が行ってきた外交および安全保障政策は虚構であることが明らかになり、国民の厳しい批判に晒されることになる。
 その時、70年間にもわたり日本をアメリカに売渡してきた自由民主党の犯罪は断罪されることとなり「第二次極東裁判」の様相を呈することになるであろう。

 麻生太郎副総裁が、焦る気持ちを抱いて渡米するさまは、自由民主党の挽歌に思えてならない。

【参考】
以上(寄稿:近藤雄三)

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