北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

血尿が治らにゃい…【猫の特発性膀胱炎8カ月目】

なかよし猫

我が家の姉妹猫、ななとかまどは1歳のときにストルバイト結石(※)と診断された経緯があります。(※尿のphがアルカリに傾き、結晶化してしまうこと)

 

2歳になった今では結晶はなくなったのですが、尿のph値はまだ正常値に戻らず。

 

さらに、8カ月前にかまどの尿から炎症反応(つまり、血尿)がみられ、腎臓の検査なども行いましたが原因は分からず、特発性膀胱炎と診断されました。

現在は抗ストレス成分配合の療法食を与えています。

 

今回は、定期的に行っている尿検査の結果と、2匹の健康状態について記録させていただきます。

 

初めての方や猫さんの特発性膀胱炎にお悩みの方は、参考までに今までの経緯をこちらからどうぞ。

前回の記事からその前の経緯まで、順を追っていけるようにリンクを貼ってあります。

nanakama.hatenablog.com

【目次】

 

検査の結果

※今回、尿の写真を撮り忘れたので画像はありませんが、かまどの尿の色が濃く見えました。

【かまど】

  • ph…6.5(正常)
  • 結晶なし
  • 炎症反応…微量にあり

【なな】

  • ph…7.5(結晶しやすい)
  • 結晶なし
  • 炎症反応…あり。かまどより多め

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なんと、ななにも血尿が!

 

見た目にはかまどの尿のほうが濃い色をしていたので、現状維持か…などと思っていたのですが、まさかのななにまで。

ちょっと混乱気味になりました…。

 

しかし、しかしです。

 

ここで頭を整理する必要があります。

これにはやはり「療法食」が大いに関係しているのでは…。

療法食とこれまでの経緯を考察

抱っこされる猫

わたし、治りかけらしいの。

実は前回の記事にコメントをくださったsemamoさんのアドバイスもあり、療法食についても思うところがありました。そこで、一度整理して考えてみます。

→semamoさんの猫さんに関する当時のブログ記事はこちら

①ストルバイト結晶時(1歳を過ぎた頃)

1歳のワクチン接種時に判明したストルバイト結晶。

獣医さんからはロイヤルカナンヒルズの療法食を勧められ、

サンプルを試した結果

ロイヤルカナンのオルファクトリーを選択。

うちの子たちは飽きやすいので、ほかのドライフード(下部尿路配慮系)と混ぜて与えていました。

それ以前は、ロイヤルカナンのインドアだったので、同じメーカーがいいだろうと思ったのです。

②かまどに炎症反応が出てから(2歳になる少し前)

しばらく止血剤や抗生剤を与えましたが改善せず、

療法食をストレスに配慮した成分配合の

ロイヤルカナンCLTに変更。

ななにもOKとのことで、しばらく続けました。

しかし、一向に治る気配なし。

何年も慢性化した状態でいる猫さんも多いとのことで、

仕方ないのかな…と思っておりました。

ここで、semamoさんからコメントをいただき、

はじめて「療法食が原因の場合もあるかもしれない」

と思うようになりました。

※あくまでも個人的な見解であり、療法食自体を否定するものではありません。

③ロイヤルカナンヒルズに変更

ヒルズC/Dマルチケア表面
ヒルズC/Dマルチケア裏面
個人的にはニオイが苦手(^^;

semamoさんの場合はロイヤルカナンの療法食がご自身の飼われている猫さんに合わなかったとのことでした。

そのとき試された方法は、

療法食をやめて、以前のフードに戻すこと

ということでした。

我が家の場合、以前のフードは同じロイヤルカナンシリーズのインドアです。しかも、そのフードでストルバイトが出た訳ですから、それに戻すのはためらいがありました。

そこで、同じ成分が入った療法食で、メーカーだけ変えてみようと考えたのです。

(結局療法食なので、心配したsemamoさんが追加でコメントをくださって…ご心配おかけしました。)

次に試したのは、ヒルズのc/dです。

 

ヒルズに変えてから約2カ月。

 

結果としては、ななにも血尿が出た…

のですが。これにはちょっと訳もあります。

④獣医さんの見解と私の考察

訳というのは、

療法食をヒルズに変えたのは、かまどだけだったこと。

かまどの血尿だけに焦点を当てて考えていたため、残っていたロイヤルカナンCLTがもったいなかった(お高いし…)ので、症状の出ていないななにあげていたのです。

(厳密には、お互いの皿のフードをつまみ食いもしていましたが…)

 

そこで、ななにも血尿。

しかし、かまどは改善の傾向にあります。↑↑↑記事冒頭の検査結果参照。

 

それって、ヒルズの結果が出ているということになるよね?

…ここまでは私の考察。(詳しい経緯は飼い主じゃないと分からないでしょうから)

 

獣医さん的には、

「特定の療法食が血尿の原因になるという報告はない」との見解で、(獣医さんはそうおっしゃるということは分かっていました)

そもそも

「ほかのフードと混ぜると、純粋な療法食の効果が分からない」

(ギク!)

と…。

はい、その通り。

何も言い返せません。

しかしながら、こうもおっしゃっていました。

「でも猫は飽きやすいので、食べなくなってしまっては困りますから、飼い主さんの気持ちも分かりますよ」

 

すんません(^-^;

 

続いて、

「僕的には、(改善の傾向にあるわけですし)もう少し今の療法食を続けてみてから(療法食の変更を)考えてみても良いのではないかと」

とおっしゃっていました。

そして、今ココです。

もったいないとななに与えていたロイヤルカナンをやめ、2匹ともヒルズ1択で様子をみています。

来月にはワクチンが控えており、その際に無料で尿検査ができるので、ひとまずそこまでは続けてみるつもりです。あと1カ月とはいえ、少し改善していると良いのですが。。

おわりに

ハンモックみちみち

重量オーバーですよ!!

結局まだきちんと治りきっていない状態ではありますが、かまどは改善の傾向にあることが分かりました。

ただし、完全に療法食のみとはいえない(たまにおやつもあげちゃいます)ため、しっかりした検証ができていない状態です。

なので、断定はできませんが、レアなケースとして特定のフードが原因ということも

「あるかもしれない」という私の考察結果でした。

また、前回の記事でお会いした清水さんより

「サプリと言う選択もあるよね」

というお話も聞かせていただいたこともあり、

今後の経過次第ではサプリも視野に入れて考えてみようかと思っています。

 

長くなってしまい、申し訳ありません。同じような悩みを抱えている方と情報を共有できれば幸いです。

最後までおつきあい、ありがとうございました!

 

我が家で使っている猫トイレと猫砂の紹介記事はこちら。

 

nanakama.hatenablog.com


その後の血尿の経過はこちら。

 

nanakama.hatenablog.com

※2020年1月、2匹の血尿と結晶がすべてなくなりました!これまでの経過をまとめた記事はこちらです。

 

nanakama.hatenablog.com