企業経営理論 平成27年度 第25問 労働保険 社会保険


平成27年度 第25問 労働保険 社会保険

各社会保険の目的に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 健康保険は、労働者の疾病、負傷、死亡に関して保険給付を行い、国民の生活
の安定と福祉の向上に寄与することを目的とするが、出産は保険給付の対象とな
らない。

イ 厚生年金保険は、労働者の老齢、障害、死亡について保険給付を行い、労働者
及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とするが、疾病、
負傷は保険給付の対象とならない。

ウ 雇用保険は、労働者が失業した場合、労働者について雇用の継続が困難となっ
た場合及び教育訓練を受けた場合に、生活及び雇用の安定と就職の促進のために
失業給付等を支給することにより労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、
失業の予防・雇用状態の是正・雇用機会の増大、労働者の能力の開発、労働者の
福祉の増進を図ることを目的とする。

エ 労働者災害補償保険は、労働者が業務上の災害や通勤による災害を受けた場合
に、被災労働者やその遺族を保護するために必要な給付を行う制度であるが、老
齢は保険給付の対象とならない。





解答解説

不適切なものは ア

ア 健康保険は、労働者の疾病、負傷、死亡に関して保険給付を行い、国民の生活
の安定と福祉の向上に寄与することを目的とするが、出産は保険給付の対象とな
らない
×:適切でない
出産も健康保険給付の対象である。

イ 厚生年金保険は、労働者の老齢、障害、死亡について保険給付を行い、労働者
及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とするが、疾病、
負傷は保険給付の対象とならない。
○:適切である

ウ 雇用保険は、労働者が失業した場合、労働者について雇用の継続が困難となっ
た場合及び教育訓練を受けた場合に、生活及び雇用の安定と就職の促進のために
失業給付等を支給することにより労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、
失業の予防・雇用状態の是正・雇用機会の増大、労働者の能力の開発、労働者の
福祉の増進を図ることを目的とする。
○:適切である

エ 労働者災害補償保険は、労働者が業務上の災害や通勤による災害を受けた場合
に、被災労働者やその遺族を保護するために必要な給付を行う制度であるが、老
齢は保険給付の対象とならない。
○:適切である

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