投資

VYMの積立中止 イールドオンコスト(YOC)を考える

以前の記事でNISAで積み立てていたVYMを売却したことを触れました。

高配当ETFなので配当金目的のポートフォリオを構築するのであればコアとなるETFとしても良いかと思いますが、投資銘柄について色々検討するうちに高配当株はETFではなく、個別銘柄で購入するほうが良いかなと思うようになり、売却に至りました。

この判断が正しいのかどうかはしばらく経たないとわからないですが、まあ元本も小さいしいいでしょうw

この記事では備忘も兼ねて考えをまとめておこうと思います。

目次

VYMを売却 高配当株は個別株に投資

先日ちまちまとNISAで少額ずつ購入していたVYMを売却しました。

米国高配当株投資のコアにする予定ではあったのですが、考えを改め、高配当株投資は個別株に投資する方針としようと思います。

理由は主に下記の2点ですね

  • VYMの構成銘柄が値上がりし配当利回りが下がると構成銘柄から除外される
  • 分配金利回りが他インデックスと比べてそこまで高いわけではない

VYMの構成銘柄と除外について

VYMは米国株の高配当銘柄約400銘柄に分散投資するETFですが、構成銘柄に含まれるには一定の配当利回りの基準が置かれているようです。

VYMの弱点として、構成銘柄のうち大きく値上がりして配当利回りが下がると構成銘柄から外されてしまうというものがあります。

有名な事例ではかつてVYMの構成銘柄の代表格であったマイクロソフト (MSFT)が株価上昇により配当利回りが低くなってしまったために構成銘柄から除外されるというものがありました。

個人的な考えとしてはそのまま保有すべきと考える銘柄なので、ETFの基準として除外されてしまうのは残念な感があります。

VYMの分配金利回りについて

VYMの現在の分配金利回りは3%強ですが、米国のインデックスETFとして代表的なS&P連動ETFでも分配金利回りは2%程度あります。

S&P500では上記で触れたような株価上昇による配当金利回り低下による除外などは起こらないので安心して保有できます。

また成長性が高く増配余地の大きい銘柄も多く含まれていることから分配金利回り自体も上昇が期待できそうです。

購入価格に対する利回りをYield on Cost (YOC)と読んでいますが、YOCを考慮した場合にはS&P連動ETFや高配当の個別銘柄を購入したほうが良いのではないかなと感じています。

今後の米国株投資方針

今後の米国株投資についてですが、VYMの積立はなくし、インデックスとして購入するのはS&P連動ETFで良いかなと考えています。

お試しでIVVを購入していますが、つい先日SBI証券から低コストなS&Pインデックスファンドが出ましたのでこちらに乗り換えるかもしれませんw

米国株はVHTを除いてほぼ個別株が占めていますが、IVVも売却して個別株+セクターETFのみでセクター比率や市況を考慮して個別銘柄の売買を行なっていくスタイルでも良いかなと考えるようになりました。