11月 30日

2020-11-29 18:18:59 | Weblog
                       白菜・山東菜・山東白菜


     白菜の尻つややかに積まれあり       下里美恵子


     白菜を着けこむ庭や湖見ゆる        福田邦子


     四つ割りの白菜山の日に並べ        中村たか


     白菜を供へ明かるき飛鳥仏         沢田充子


     白菜の尻を朝日に並べ干す         国枝洋子


     括られて白菜影を濃くしたり        夏目悦江


     色褪せて白菜畑にころがれり        佐藤きぬ


     大白菜ばさつと割りて縁に干す       青山美佐子


     白菜の四ツ割干せる陣地跡         二村満里子



          



     山の神と云はれ白菜漬上手         渡辺恭子


     灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売       中山純子


     鍋煮立つしゆんと白菜放り込む       星野 椿


     白菜の一山値札つきさして         深見けん二


     白菜を離島の如く採り残す         能村研三


     寄鍋の白菜雪のごとくなり         山口青邨


     水あがる白菜夜雲真珠色          石田あき子



               

                 個人の努力の段階を過ぎた」と言えども密にならない
           
                  手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう



     
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2 コメント

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Unknown (jikan314)
2020-11-29 18:46:49
何時も拝見して、句作に役立てています。
俳句には、ゴトク病と言うものが有り、何でもかんでも如くとするのは戒めていると思ったのですが、
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
と並んでいたので、気になりました。
野村氏は、まだ意外性が有ったのですが、青邨は、白菜の白を雪の如くと、余りにも短絡的だなと思います。青邨程の俳人としては?
こう寒くなると、鍋が恋しくなるのですが、一人鍋って余り出している店が無く、牛丼屋で食べております。
ついぞGOTOイートにはありつけませんでした。
又お邪魔いたします。
ありがとうございます (ころころ)
2020-11-30 06:16:46
jikanさん、いつもありがとうございます
「如く」の俳句をたまたま並べてしまいました
二つの句とも直喩なので印象が尚更強く感じますが
決して「如く」の俳句がいけないわけでは有りません
ただしそこに発見がありその感覚が頂点に達した時に
使うべきと考えます
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
の一句もただ白菜の白さだけの驚きでは無く
鍋から溢れるほど、鍋に蓋をするほどに大量に
盛られてた場合驚きなら解釈が出来ます
旅吟などで白菜の名産地で挨拶句なら
尚更納得できます

俳句はちょっと面倒なところもありますが
私は有る時点から好意的解釈をするように
勉強しています

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