白菜・山東菜・山東白菜
白菜の尻つややかに積まれあり 下里美恵子
白菜を着けこむ庭や湖見ゆる 福田邦子
四つ割りの白菜山の日に並べ 中村たか
白菜を供へ明かるき飛鳥仏 沢田充子
白菜の尻を朝日に並べ干す 国枝洋子
括られて白菜影を濃くしたり 夏目悦江
色褪せて白菜畑にころがれり 佐藤きぬ
大白菜ばさつと割りて縁に干す 青山美佐子
白菜の四ツ割干せる陣地跡 二村満里子
山の神と云はれ白菜漬上手 渡辺恭子
灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売 中山純子
鍋煮立つしゆんと白菜放り込む 星野 椿
白菜の一山値札つきさして 深見けん二
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
水あがる白菜夜雲真珠色 石田あき子
「個人の努力の段階を過ぎた」と言えども密にならない
手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
白菜の尻つややかに積まれあり 下里美恵子
白菜を着けこむ庭や湖見ゆる 福田邦子
四つ割りの白菜山の日に並べ 中村たか
白菜を供へ明かるき飛鳥仏 沢田充子
白菜の尻を朝日に並べ干す 国枝洋子
括られて白菜影を濃くしたり 夏目悦江
色褪せて白菜畑にころがれり 佐藤きぬ
大白菜ばさつと割りて縁に干す 青山美佐子
白菜の四ツ割干せる陣地跡 二村満里子
山の神と云はれ白菜漬上手 渡辺恭子
灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売 中山純子
鍋煮立つしゆんと白菜放り込む 星野 椿
白菜の一山値札つきさして 深見けん二
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
水あがる白菜夜雲真珠色 石田あき子
「個人の努力の段階を過ぎた」と言えども密にならない
手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
俳句には、ゴトク病と言うものが有り、何でもかんでも如くとするのは戒めていると思ったのですが、
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
と並んでいたので、気になりました。
野村氏は、まだ意外性が有ったのですが、青邨は、白菜の白を雪の如くと、余りにも短絡的だなと思います。青邨程の俳人としては?
こう寒くなると、鍋が恋しくなるのですが、一人鍋って余り出している店が無く、牛丼屋で食べております。
ついぞGOTOイートにはありつけませんでした。
又お邪魔いたします。
「如く」の俳句をたまたま並べてしまいました
二つの句とも直喩なので印象が尚更強く感じますが
決して「如く」の俳句がいけないわけでは有りません
ただしそこに発見がありその感覚が頂点に達した時に
使うべきと考えます
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
の一句もただ白菜の白さだけの驚きでは無く
鍋から溢れるほど、鍋に蓋をするほどに大量に
盛られてた場合驚きなら解釈が出来ます
旅吟などで白菜の名産地で挨拶句なら
尚更納得できます
俳句はちょっと面倒なところもありますが
私は有る時点から好意的解釈をするように
勉強しています