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中高一貫校中学生のための定期テスト対策と勉強法~中学理科

中高一貫校の中学生のための定期テスト(中間期末テスト)対策と勉強法の理科ということですが、理科には物理・化学を中心とする1分野と生物・地学を中心とする2分野があり、テスト対策も1分野か2分野かにより異なります。

そこで、今回は1分野、2分野というように分野ごとにテスト対策を紹介します。

また、中高一貫校の理科ではまずは平均点以上をとることが重要なので、ここでは主に平均点以上をとるための対策と勉強法を中心に紹介します。

なお、私の教えていたお子さんは中学生の時特に理科が苦手で、ほぼ毎回20点台だったため、テスト前には、私が理科も教えることになりました。

そこで、今回の勉強法を実践した結果、中学生最後の期末テストで50点台をとることができましたので、よかったら参考にしてみてください。

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中学生テスト対策と勉強法~理科1分野

理科1分野(物理・化学)の対策

中高一貫校の中間期末テストに限りませんが、理科1分野は物理、化学が中心のため、基本的知識があることを前提に考えさせる問題が出題される傾向にあります。

数学的な発想が求められる問題も多いので、勉強法としては数学と同じ対策が必要となります。

そのため、まずは物理の公式や、化学の元素記号、化学式、化学反応式など問題を解く前提となる基礎知識をしっかりと身につける必要があります。

その上で、学校指定の問題集がある場合には、その問題集をやらせて理解度を確認することが大切です。中高一貫校だと新中学問題集や新演習などを使っているところが多いかと思います。

こうした問題集は本屋さんでは売っていない&原則として個人では買えない(学校や塾専門の問題集なので)ので、ヤフオクなどで学校から配布されたものと同じものをもう1冊購入して自宅学習用とするか問題のところだけコピーしてテスト前にもう一度復習させるとよいでしょう。

学校指定の問題集がない場合や、学校の問題集とは別の問題集をやらせたい場合には、学校指定の教科書に対応した教科書ワークをやるとよいでしょう。

教科書ワークは、学校の授業の復習などでやる場合は、内容が頭に入っているので問題を解いてから解説を読むのが良いです。

テスト前まで全く勉強していないような場合は、先に解説を読んで、関連する知識を参考書などで確認してから問題を解くとよいでしょう!

なお、中高一貫校では、学年とは関係なく科目別(物理、化学、生物、地学)に進むことが多いので、教科書ワークは中1、中2、中3すべて購入しておきましょう。

中学生は2021年4月から教科書の内容が新しい学習指導要領に対応したものに変わりましたので、あと数年は教科書ワークも改訂されません。中1、中2、中3の3年分すべて購入しても無駄にはならないので購入しておいて、テスト対策時に上手に役立ててください。

また、テスト前にわからないところを調べるための参考書としては、ニューコース参考書かくわしい理科が手元にあると安心です。

 

どちらの参考書も中1~中3まで3冊ありますが、中学生の理科の学習範囲について1冊でまとまっている参考書よりも内容が詳しいので、テスト前に重宝します。

できれば中1、中2、中3と3冊購入しておくとテスト前は安心です(中高一貫校では中学の範囲についても意外と細かいところまでテストで聞かれるので、中学生の理科の学習範囲について1冊でまとまっている参考書だとほしい情報が書いていない可能性があります)。

また、理科1分野については、イメージをつかむために学校や塾で実験などを多く行っていると思いますので、問題集だけではイメージがつかめないという分野も多くあります。そのような分野についてはNHKの10分ボックスなどを見てイメージをつかむとよいでしょう。

NHK10分ボックス 理科1分野

高校の範囲(物理基礎・化学基礎)がテスト範囲に含まれる場合

一部の中高一貫校では、公立の中学校では学習しない高校の範囲について授業で行い、その分野がテストに出ることもあります。これに対しては、授業でやったプリントやノートなどを繰り返しやり、わからないものは捨てるという割り切りも必要です。

応用分野はできなくても進級等には関係ないですし、基本をしっかりとやれば平均点以上は確保できます。

高校の範囲については、高校に入ってからできるようになれば十分ですが、明らかに高校の範囲がテストに出るという場合は、その単元だけNHK高校講座の物理基礎や化学基礎を見ておくとよいでしょう。

1講座20分くらいですが、実験が多いので、1分野の内容が視覚的にイメージできます。

NHK高校講座物理基礎

NHK高校講座化学基礎

理科1分野 まとめ

ということで、1分野については以下の点を意識することが点数を取るコツです。

・問題集を解いて公式の使い方をマスターする。
教科書ワークで定着度を確認する。
・わからないところはくわしい理科などで確認する。
NHKの10分ボックスでイメージをつかむ。
応用問題は学校のプリントだけやる。
・高校の範囲はNHK高校講座を見る。

中学生テスト対策と勉強法~理科2分野

理科2分野(生物・地学)の対策

理科2分野は1分野よりも暗記中心の要素が強い科目となります。もちろん理解することが前提ではありますが、1分野に比べて、必要事項を覚えさえすれば中間期末テストでは点数がとれます

理科2分野は、社会にやや近い科目と言えるので、1分野よりは早く成果が出る可能性があります。理科という科目に苦手意識がある場合は、まずは2分野で得点アップを目指しましょう!

対策としては、学校指定の問題集(新中学問題集など)がある場合はそちらをやりましょう。

学校指定の問題集がない場合は、学校指定の教科書に対応した教科書ワークをやるとよいでしょう。

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2分野についてはほぼ暗記でなんとかなります。

問題集や教科書ワークを使って「問題を解く⇒解説を読む⇒暗記する時間をとって、覚える⇒もう一度同じ問題を解く」を2回~3回繰り返せば点数が取れるようになります。

授業から時間がたっており、内容を忘れている場合は最初は問題を解かずにいきなり解説を読むから始めましょう。

同じ問題集を2冊用意するか、問題集の問題の部分をコピーするなどして繰り返すことが大切です。

2分野についてもNHKの10分ボックスはわかりやすいので、苦手なところは見ておくと役に立ちます。

NHK 10分ボックス 理科2分野

また、ニューコース参考書やくわしい理科はビジュアル的に知識をインプットできるので、2分野においても手元に置いて参考にするとよいでしょう。

 

また、2分野は比較的内容がつまらない&丸暗記に走りがちです。

理科に苦手意識がある場合は、イメージをつかむためにも、中学理科が面白いほどわかる本を読むとよいでしょう。

高校の範囲(生物基礎・地学基礎)がテスト範囲に含まれる場合

2分野についても、一部の中高一貫校では、高校の範囲について授業で行い、その分野がテストに出ることもあります。

これについても、1分野と同様、基本をしっかりとやれば平均点以上は確保できますし、高校の範囲については、高校に入ってからできるようになれば十分です。

2分野の高校の範囲については、NHK高校講座はテスト対策にはうーん?という感じなので、明らかに高校の範囲がテストに出るという場合は、その単元だけ以下のものを参考に勉強するとよいでしょう。

生物基礎は「大森徹の生物基礎が驚くほど身につく41講」がとてもわかりやすいです。

手っ取り早く生物基礎のポイントをマスターしたい方は「改訂版 大学入試 山川喜輝の 生物基礎が面白いほどわかる本」を読むとよいでしょう。


地学基礎については、知っているか知らないかだけなので、高校の分野がテストで出題される場合は、リードLightノート地学基礎でテスト範囲のところを確認しましょう。

理科2分野 まとめ

まとめると、2分野については以下の点を意識することが点数を取るコツです。

用語は覚える
教科書ワークで定着度を確認する。
・わからないところはくわしい理科などで確認する。
面白いほどわかる本を一読する。
暗記ものは応用でも頑張って覚える
・高校の範囲はただよびなどの動画講座を視聴する。

最後に

理科については1分野と2分野で対策が異なるため、1分野が得意だけど2分野が苦手(あるいはその逆)という生徒さんは意外と多いです。

中学生の理科は物理、化学、生物、地学という対策が異なる科目を同じ科目として学習するため、それぞれの分野に対応した対策をとると点数があがってくることでしょう。

また、1分野、2分野ともに点数が伸びてない場合には、自信を無くしている可能性もあるので、まずは点数のとりやすい2分野から特訓して自信をつけさせるとよいでしょう!

なお、他の科目については以下も参考にしてみてください。

中高一貫校中学1・2年生の定期テスト対策と勉強法(数学)

中高一貫校中学生のための定期テスト対策と勉強法~中学英語

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