とても穏やかでいい出産だったと、思う。
立ち会う人数が少ないほど、リスクが下がるって話があるの。
なんと言っても、産婦のリラックスがいちばん大事。
緊張してたり不安だったら、う○こも出ないのに、
子どもなんて絶対出ない！（笑）
私はただでさえ、人がいると緊張するところがあるから。
出産は初めてだったけど、
不思議と、どうやって産めばいいかわかるのね。
どんなに経験豊富な産婆さんでも、
どうすべきか、本人以上には分からないって話を聞いた。
だから昔は、
ただ見守って励ますだけで、
指導は一切しないで、
生まれた後の赤ちゃんの世話とお母さんの世話が主な仕事だったんだって。
ほんとなんだなーって、思った。
生まれる時はね、
自分で触ってみたら、
あ、出かかってるって分かって、
自分で受け取ったの。
ちょっと、出たから支えてーーーーって（笑）、
夫に渡して、
私は寝て、
お腹の上に抱き取った。
娘は、生まれたことに気づいてないように見えた。
産声は上げず、のんびり寝てるみたい。
普通に呼吸を始めた。
へその緒を切るのは翌日、
すっかり機能しなくなってから、
桜島の溶岩で、ギリギリ切る。
（金属は、赤ちゃんが怖がったり、
切れ味がよくて液体がもれたり、リスクが上がる。
すぐハサミできるのは、すごいショックで、ぎゃーって泣くんだって。
出産時の、根深く残るトラウマってあるらしく、それも避けたかった。）
それからね、なんと、
うちの子は袋子と言って、
昔はよくあった、
羊膜に包まれたまま、
羊水も胎盤へその緒も、
全部一緒に生まれてくる、
1番安全でラクなパターン。
だから産まれる瞬間まで、破水もしなかったんだよ。
ちょっとつづく
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