私は子供を産んでから、
いや、その前から医師をやめたかった。
研修医を経て、
放射線科に入局した。
放射線科は、CTやMRIを読影する仕事だ。
(ちょうど今、ドラマでやっているラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜
と同じ放射線科医として働いていた。)
ひたすら、画像をみながら、病気を探す仕事・・・
なぜ、この科に入局したかといえば、
CTやMRIの画像をみるのが苦手だったから。。。
どうにか克服したくて、入局したものの、
苦手なものは苦手で、
ミスしてはいけない、見逃してはいけないという
プレッシャーだけが増幅して、
変な汗をかきながら、読影レポートを書いていた。
一日中、画面と向き合う日々・・・
私にとっては、苦行でしかなかった・・・
だから、情熱をもって読影している先生を見ては、
あーあんな風にはなれないなと、
できない自分を責めるばかり。。。
子供が生まれてからは、
子育てを理由にもう読影の仕事をしなくていいように、
逃げていた・・・
つづく・・・