ジャンプ大好き日記

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「鬼滅の刃富岡義勇[外伝]」 第四回読み切り漫画備忘録

今回は週刊少年ジャンプ本誌2019年18、19号の二号にわたって掲載された平野稜二先生の「鬼滅の刃富岡義勇[外伝]」です。

 

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カラー扉絵

 

今回の作品は週刊少年ジャンプ本誌で連載している「鬼滅の刃」の外伝を原作吾峠先生作画平野稜二先生という形で作製され、掲載されました。

平野先生は以前ジャンプで「BOZEBEATS」を連載していましたね。全然画風が違うけど大丈夫なんだろうかと掲載されるまでドキドキしてました。

平野先生は鬼滅のファンだという噂でしたが本当でしたね。画面の端々に愛があふれていました。「過狩り狩り」からのファンなんてガチファン確定ですよね。

 

 

あらすじ

原作で炭治郎を達と別れた後も各地で鬼を狩り続ける義勇のもとに北の山で猟師を食う鬼がいるという伝令が届く。それに従い家族を鬼に食われたマタギの少女八重に話をきくと不審に思われ義勇は捕まってしまう。そこにしのぶも合流し調査を続行するものの八重は家族は熊に殺されたという。事件の真相と八重の行く末は…

 

感想

文句なしにいい短編でした。平野先生の持つ高い画力のまま吾峠先生の原作に絵を寄せていてめちゃ読み安かったですし安直に救われないクソ重い話も原作譲りでとてもよかったです。絵に関しては原作も味があっていいですけどこっちのほうが読みやすいまでありましたね。

 

自分的には今回の短編は単行本に収録してほしいくらいでしたね。というのもこの話を読むことで柱とは何かということや義勇さんやしのぶさんのキャラがより一層深まると思ったからです。

 

既出であったらすみませんが水の呼吸の極意や柱の意味などなんとなくこうかなあとは思っていてもしっかりと言葉にされたことはなかったように思います。ほかにも義勇さんが鮭大根が好きなことを知れるだけでもこの短編を読んだ意味はあったように感じます。

 

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今回の話は禰豆子が人を襲ってしまったらこうなっていたのかもしれないという話だったのかなと思います。もし義勇さんが来るのがもう少し遅かったら。逆に炭治郎が家に帰るのがもう少しだけ早かったら。炭治郎の家族以外の人が通りかかってもダメだったかもしれない。何か小さなこと一つでも違えばこの短編のように悲しい結末になってしまっていたのかなと思った。

 

ストーリー的には悲しい結末でしたが鬼になってしまっても八重のことを食べなかった父親など根底にある家族愛という軸は短編であっても強烈に伝わってきました。そういう意味でもこの短編は非常に完成度の高いものだったと思います。

 

そしてなによりしのぶさんを登場させてくれた吾峠先生と平野先生には感謝です。童磨にやられてしまってもう会えないことを覚悟してましたからね。登場しただけでもありがたいのにこの短編では貴重な着物姿も拝めました。素晴らしい。全コマ可愛かったしのぶさんには平野先生の情熱をかんじましたね。

 

しのぶさんが一番かわいかったコマ

 

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一番好きなコマ

 

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