さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

ウィズコロナで、森田療法的生活

2020年05月07日 17時41分14秒 | メンタルヘルス

Twitter( https://twitter.com/DoorsPro )にも書きましたが、

 

コロナの影響で、否応なしに自粛生活に入ったことで、

自然と森田療法的な日々を過ごすこととなりました。

 

「森田療法」というのは、

『あるがまま』を受け入れ、自分らしさ、自分らしい生き方を実現できるようになる

日本生まれのセラピーです。

(詳しくはこちらへ https://morita-jikei.jp/morita_therapy/ )

 

森田療法は、「カウンセラー」という仕事、または、資格を持っている人なら

必ず学んでいるはずの療法。(必ず教科書に書いてありますよ~。)

わが国の精神科医、森田正馬(もりたまさたけ)(1874~1938)によって創始された神経症に対する独自の精神療法で、

今でも、病院で受ける病気の治療というイメージですが、

このご時世、もっと気楽に海外から輸入した、

カタカナの「セラピー」を、人々が受けやすくなったように、

森田療法も手軽に受けられるようになるといいなと思います。

 

ま、それはさておき、

この2か月余りの自粛生活、

引き続き出勤したり、テレワークなどで仕事をしていた方もいらっしゃると思いますが、

私は大学以外の仕事はフリーランスなので、

全ての研修という研修が、リスケ・・・といえばカッコイイのですが、

ひらたく言うと、吹っ飛びました(笑)ので、

今から思えば、約2か月余りの期間というフランス人なみの長期休暇が、

いきなりやってきたわけです。

 

最初こそ、いつまでも寝ていられる。(笑)とか、

何をしていても時間は永遠にあるような気がする。

ゆっくりと好きなことができる。

などとのんびり構えていましたが、こういう時間と毎日がこんなに続くとは

最初は誰も想像していなかったのではないでしょうか。

 

思わぬ期間、まるで天から与えられたかのような、無給生活・・・・いや、

ゆとりある・・・いや、ゆとりしかない時間。

なにか有効に使えないかと、はやくから動いた人を尊敬しつつ、

最初のうちは、私はまたとない時間とばかりに、のんびり過ごしていました。

好きなだけ眠ったり、ダラけていたり、

好きなだけゲームをしたり、好きなだけ本を読んだり、漫画も読んだり、

100冊以上は読んだからか、視力が下がったような気もするくらい(笑)。

その中でも、気になっていた、ぬか漬けを始めたり、ペン習字の通信教育を受講したり、

やりたかったことも始めていましたが、基本的に仕事と関係の薄い、

好きなことだけやって過ごしていました。

 

森田療法では、1~3か月の間、

第Ⅰ期 臥褥期(がじょくき)
第Ⅱ期 軽作業期
第Ⅲ期 作業期
第Ⅳ期 社会復帰期

という時期を過ごします。

(詳しくは、コチラ https://morita-jikei.jp/therapy/hospitalization/ )

 

世間から離れて、入院生活を送る(仕事をしている人は入院なので、休暇を申し出やすいですね)

のですが、自粛生活はまさに、自宅入院生活と同じ(笑)。

 

4月に入ってからは、ZOOMなどのWeb会議システムを使ったオンライン講座や授業が

本格的に進むようになり、これまた否応なしに・・・とはいえ、

臥褥期(がじょくき)と、軽作業期 を自然に過ごしていたので、

(本当に何も考えなくても、野菜の水栽培をしていたり(笑)、観葉植物を買ってきて世話をしたり、

そうしたくなる時期なのでしょうかね~(笑))

ごくごく自然に、内から意欲が沸いてきて、

自宅からオンライン講座ができるよう、環境を整え始めました。

 

ほどなく、大学のオンライン授業が始まり、5月に入ると他の仕事も

動き始めましたので、

これまたごくごく自然に、社会復帰期に入っていたわけです。

 

結果、どうなったかというと、

自分らしさを受け入れられるようになったんですよね。

 

私は、人に憧れやすくて、良く言えば向上心があって、自分を頑張らせてしまうことがあります。

ケッコー経験を積んでいるのに、自己認識も低かったりして、緊張しぃのところもあって。

 

それが、本当にこのコロナの自粛生活のおかげで

「これが私よね」とあるがままと受け入れられるように、改めて取り戻したんですよね。

 

今日も、本棚の本(数百冊以上はある)を整理しようと思っていたのに、

古い本や、仕事に関係が薄そうな本から、出してきて、中身を見ていると、

「なかなか良いことが書いてある」なんて思って、読み返してみたり、

良い本だと、元に戻したりして(笑)。

何やってんだか、結局は読書しただけじゃん!ってなったんです。

断捨離上手な人に憧れて、捨てられない自分を反省したりもしていたんですけど、

今日は「反省するのもやめた。本は捨てられない、これが私」なんて思えて。

 

なんだか、ちょっと開き直ったような、これでいいんだと思えたんですよね。

それは、何と言えばいいのか、スッキリした気分というか、

澄み渡った気持ちがしたんですね~。

 

いままでも受け入れていたつもりだったのに、これまでは「いやまだまだ」と思っていたなぁと。

好かれたいとか、認められたい、などという意識にも囚われていたし。

やらなきゃ!とか、やれるべき、という強迫概念もあったし。

 

それが、いいじゃん、それでも。って思えて、

できないことも含めて、自分らしさを大切にする気持ちが優先されるようになる。

本当の自分を慈しむことができるようになるんですね。

 

「あるがまま」を受け入れる、森田療法。

メンタルヘルス岡本記念財団の講座が、うちの大学で催されて参加したこともあって、少し学んでいましたが、

認知行動療法と似ていて非なるところが、良いところ。

効果もあるので、ビフォーコロナは忙しくて1か月以上の入院なんて現実的ではない、と

若干時代に即してないと思われがちで、あまりポピュラーではなかったけど、

日本生まれの日本のセラピーは、効果ありだなぁと、あらためて思う今日この頃。

 

・・・私は森田療法の回し者でも、何でもないのですけど(笑)・・・

 

もっと効果を知ってもらってもいいなと思いますね。

最初の1週間寝ているだけでも、そろそろ何かやりたくなるという気持ちが沸いてきたりするのは、

たぶん、多くの人が共感できますよね?(笑)。

 

あら、やたら熱く語って(書いて)しまったわヾ(*´▽`*)。

長文にお付き合いくださって、ありがとうございました。

 

 

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