虎の威を借る狐ではありませんけれど、
個人で書いていても説得力が無いと言われてしまうので
先日ご紹介したサイトの記事を引用してみようかと。
「何を言うかではなく誰が言うかが重要」
という現実は変えられないですからね。
せめて指導中は両立させたいと思って指導していますが。
※中学受験を受けない子に対しても適用できます。
ポイント自体は多くの方が分かっている
中学受験情報局さんの記事をご紹介します。
図を書かせることの重要性について書かれています。
成績が急落する子の典型例について書かれています。
重要な内容を引用しますね。
「解き方を暗記して当てはめる」という勉強になっていると、勉強の中に「考える」「腑に落ちる」「なるほどと思う」といった要素がなくなるので、算数の勉強が楽しくなくなっているはずです。
意図的に宿題を減らしてでも「これがこうなって、ああなるから、こういう考え方で解くんだな」という「納得のある勉強」を意識してみてください。
丸暗記して当てはめる解き方が悪いというのは
真っ当な勉強をした人であれば誰もが言っていることですが、
悲しいことに丸暗記勉強法はインフルエンザ並に大流行中です。
問題は丸暗記で解いているかどうかを見抜ける人がどれだけ
いるか、考える勉強に変えていく指導ができる人がどれだけ
いるか、ということなのかもしれません。
ちなみに、「問題を見抜く力」は文章から読み取るのではなく、
図を書いた後、いろいろ書き加えることで気付くことが大事かなと。
自分で導き出す練習をしていないと気づくのは難しいと思います。
それこそ丸暗記になってしまいますからね。
文章から読み取ることを求められているのは、
中学受験の上位校を受ける生徒さんかなと思います。
指導の難しさはタイムラグにある
直ぐに結果がでないので指導側が待てない、
というのが問題の根底にあると私は思っています。
上の項目で引用した内容に
「納得のある勉強」を意識してみてください
とありますが、この方法を自分で意識してできるようになる
子はそもそも元からできる子だけ、というのがややこしくて。
小学生どころか中高生でも自分で変えていける方は
ほとんどいらっしゃいませんし、仮に指導したとしても、
実際に使えるようになるまでにかなりの時間がかかる
ことはあまり知られていません。
どんな素晴らしい指導方法でも、時間を掛けて何度も
試行錯誤させないと腑に落ちるところまでいかないことが、
指導の根本的な難しさなのだと思います。
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